出版社内容情報
本書の概要
ダウン症は最も身近な障害の一つだが、その特徴はあまり知られていない。しかし詳細に学ぶことで、ダウン症のある子どもたちをより健やかに育てていけるようになる。ダウン症を理解することは、「障害」を知ることだけでなく、人の多様さと可能性を知ることでもある。
本書からわかること
そもそもダウン症とは?
ダウン症とは、21番染色体が1本多い染色体異常の一つで、知的障害等の原因疾患です。
では、染色体異常が生じる原因は何でしょうか? また、どれくらいの割合で起きるのでしょうか?
第I章では、最新の医学的知見から発生のメカニズムを解説します。
ダウン症児の身体の特徴は?
ダウン症児は「顔立ちに特徴がある」「身体がやわらかい」「合併症が起きやすい」などと言われています。
個人差も大きいのですが、たしかに、染色体の影響からこうした特徴を示す傾向があります。
第II章では、外見的な身体的特徴だけでなく、合併症治療のポイントなども解説します。
ダウン症児は穏やか? 頑固?
「ダウン症児は穏やかだ」と言われたり,逆に「頑固だ」と評されたりします。
しかし近年の研究によると、ダウン症児・者の知的発達や性格の特徴などについて、従来の見解から大きく転換すべき点が多数あります。
第III章では、運動発達や肥満との関係、発達障害の合併などについても理解することができます。
どのように支援する?
では、ダウン症児・者をどのように支援していけばよいのでしょうか?
第IV章では、「乳幼児期」「学童期・思春期」「成人期」の3段階に分けて解説していきます。
家族、学校、支援施設等、それぞれの立場が「すべきこと」や「知っていると安心なこと」等をお伝えします。
こんな方におすすめ
特別支援学校や特別支援学級等でダウン症のある児童生徒を担当する先生方はもちろん、ダウン症のある人のご家族や支援施設の方たちにもぜひ読んでいただきたい1冊です。
【目次】
まえがき:ダウン症を学ぶことの意義
第I章 ダウン症の基礎知識
1 ダウン症とは何か
2 データから見るダウン症
3 出生前診断とは
4 ダウン症の歴史
5 日本におけるダウン症史
第II章 ダウン症児の身体の特徴
1 ダウン症の人たちの顔立ちの特徴
2 その他の身体的特徴
3 ダウン症によくみられる合併症
第III章 ダウン症の発達プロファイル
1 ダウン症と知的発達
2 ダウン症の心理的・性格の特徴
3 ダウン症児の運動発達
4 ダウン症児はなぜ肥満になりやすいのか?
5 ことばの発達と特徴
6 咀嚼と嚥下
7 ダウン症と発達障害の合併
第IV章 ダウン症の人の発達を支える:発達段階別ガイド
1 乳幼児期のダウン症の子どもを支える
2 学童期・思春期のダウン症の子どもを支える
3 成人期のダウン症の人を支える
文献一覧
あとがき
目次
第1章 ダウン症の基礎知識(ダウン症とは何か;データから見るダウン症;出生前診断とは;ダウン症の歴史;日本におけるダウン症史)
第2章 ダウン症児の身体の特徴(ダウン症の人たちの顔立ちの特徴;その他の身体的特徴;ダウン症によくみられる合併症)
第3章 ダウン症の発達プロファイル(ダウン症と知的発達;ダウン症の心理的・性格の特徴;ダウン症児の運動発達;ダウン症児はなぜ肥満になりやすいのか?;ことばの発達と特徴;咀嚼と嚥下;ダウン症と発達障害の合併)
第4章 ダウン症の人の発達を支える:発達段階別ガイド(乳幼児期のダウン症の子どもを支える;学童期・思春期のダウン症の子どもを支える;成人期のダウン症の人を支える)
著者等紹介
菊池哲平[キクチテッペイ]
熊本大学大学院教育学研究科教授。博士(心理学)、臨床心理士、特別支援教育スーバーバイザー。九州大学大学院人間環境学府博士後期課程単位取得退学後、日本学術振興会特別研究員PD、熊本大学准教授を経て現職。専門は特別支援教育、発達臨床心理学。ダウン症の発達理解や発達障害に関する支援のあり方をテーマに心理学の観点から研究している。あわせて、インクルーシブ教育システムの構築や、授業UD(授業のユニバーサルデザイン)に関する研究・実践を通して、すべての子どもが学びやすい環境づくりに取り組む。日本ダウン症学会理事、日本授業UD学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



