出版社内容情報
教材研究コーチングシリーズから待望の説明文編がついに完成!
本書の概要
長崎伸仁先生×桂聖先生の『文学の教材研究コーチング』から約十年…。正木友則先生×桂聖先生による説明文編が完成!「説明文の授業で、子どもの心が動く!」「わかるベースからわからんベースの授業へ」「本音で語り合う説明文の授業」を中心に主要教材を徹底解説!
本書からわかること
説明文の教材研究の見方が変わる!
「青年教師」との対話である「教材研究コーチング」を通して、一つ上の教材研究の力を身に付けるための道筋をわかりやすく解説。「ビーバーの大工事」「どうぶつの赤ちゃん 」「どうぶつ園のじゅうい」「ありの行列」「アップとルーズで伝える」「固有種が教えてくれること」「『鳥獣戯画』を読む」などの主要教材の読み方がガラッと変わります。子どもの心が動く、説明文教材へとご招待します。
正木友則先生×桂聖先生の教材研究の仕方から長崎伸仁先生の論考まで
本書では、正木先生と桂先生による「説明文の教材研究」の方法も対談形式で詳述されています。「子どもの心を動かすにはどうすればいいか」「教材側と子ども側から捉えること」「子どもの問いが深まって探究する授業のつくり方」など、参考になるお話が詰まっています。さらに、長崎伸仁先生が生前ご執筆された説明文についての論考を再掲し、そこに正木先生の解説も掲載しています。
敬遠されがちな説明文の教材研究が、楽しく、やりがいのあるものになるはず。ぜひ、本書を通して教材研究に打ち込み、子どもと一緒に説明文の授業を楽しみましょう!
こんな先生におすすめ
国語の授業づくりに関心のある先生
【目次】
まえがき
第1章 説明文教材をどう読むか
・説明文教材での教材研究のポイント
・「ビーバーの大工事」(T社2年)を例に
・ 説明文、そもそも読むのは何のため?
・「わかったつもり」と「教材の特性」
第2章 本格的な教材研究レッスン
・「わかったつもり」を乗り越えよ!
・「わかる」ベースと「わからん」ベース
・「ちょっと待てぃ!」と立ち止まる
・よりよく理解するための方法とは
・題名とかけて、扉とときます。その心は…?
・わたしのイチ推し☆
・事例があるのは何のため?
第3章 【学年別】説明文の教材研究
・「どうぶつの赤ちゃん」1年:説明文の王道は「比較」にあり!
・「どうぶつ園のじゅうい」2年:説明文だからこそ、筆者の気持ちに迫る!
・「ありの行列」3年:仮説・検証という科学的な説明文の基礎をおさえる
・「アップとルーズで伝える」4年:大きな比較と小さな比較の目的は?
・「固有種が教えてくれること」5年:段落や図表の必要性の有無を考えることで、その効果と価値に迫る
・「『鳥獣戯画』を読む」6年:筆者に立ち向かう読者に育てるために
第4章 説明文の教材研究に求められるものとは
対談:正木友則×桂 聖
・説明文の教材研究で大切なこと
・「教材側」と「子ども側」から捉える
・教師のねらいとねがい
・子どもの問いが深まって探究する授業
・理解者のスタンスと表現者のスタンスの往復
対談を終えて 桂 聖
資料・長崎伸仁 論文
「表現力を鍛える説明文の授業 」
長崎論考の〈実践をつくる言葉〉を考える―解説に代えて 正木友則
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