出版社内容情報
「評価」は根が深い。
実際のところ、業務に追われ、評価まで手が回らない…。
でも避けては通ることはできない…。
評価活動に価値があることを前提に、その「意義」と「異議」を唱える。
本書の概要
評価の本は難しい…。理論的な本はしっくりこない…。
そこで本書では、学校現場発の評価のリアルを描きます。
評価活動の難解さはどこからくるのか。どんな問題点があるのか。
目を背けがちな「評価の沼」に真っ向から挑む、めがね旦那の意欲作!
本書からわかること
学校現場のリアル、評価の落とし穴、評価圧力に迫るー
・全員に3をつけた先生
・評定3の人数が多くて調整した若手
・エンマ帳とにらめっこ
・学習評価からは逃れることはできません。
・休み時間は評価対象か
・文章表現力で「頭のいい子」がいつもA
・主体的に取り組む態度は「仲よく」か
・Bは「おおむね満足できる」ではなく「Aの下」
・評価の多様化はできない子どもを追い詰める
・「評価材料」集めに追われる
こんな人におすすめ
指導と評価は一体ではあるが、どうしても評価についてピンとこない…。
なんだか言葉にしにくい、評価の「難解さ」を丁寧に言語化しています。
1章では、評価について基本的なことを押さえつつ、2章以降問題提起していきます。
評価について、一歩踏み出そうという方におすすめです。
内容説明
「世界一忙しい」日本の学校現場で、どう向き合っていけばよいのか?Twitter4.3万フォロワーの人気教師が忖度なしで提言。
目次
第1章 そもそも評価とは何か(絶対評価と相対評価;見取りと評価と評定)
第2章 学習評価の落とし穴(事例1 平均点95を達成した教師の指導;事例2 全員に3をつけた先生 ほか)
第3章 評価圧力(評価の多様化はできない子どもを追い詰める;目標にとらわれない評価 ほか)
第4章 持続可能な評価を目指して(テストという名の個別支援;提案 一部相対化という歯止め規定 ほか)
著者等紹介
めがね旦那[メガネタンナ]
1987年生まれ。育児休業中に始めたTwitterで独自の教育観に基づくツイートの発信を始めると開始数ヶ月でフォロワーが2万人を超える。学校の「当たり前」に対して疑問を投げかける内容の投稿が多い。特別支援教育や不登校対応にも関心があり、独自の実践を重ねている。また働き方も注目を集めており、2020年度には学級担任をしながら定時退勤かつ休憩時間取得という前代未聞の快挙を達成した(持ち帰り仕事も一切していない)。3児の父であり、妻も小学校教員である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。