越境する教育<br> すきまから見る―「不登校」への思いこみをほぐす

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越境する教育
すきまから見る―「不登校」への思いこみをほぐす

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491050652
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C3337

出版社内容情報

「教育と心理のすきま支援ワーカー」が考える、不登校支援と教育のこと
本書の概要
学校教育の大きな課題となっている、不登校支援。
中学教師から、不登校児をサポートする「教育と心理のすきま支援ワーカー」に転身した著者がこれからの学校教育のあり方を問う。
「学習」「人間関係」「いじめ」「居場所」の4つのテーマを軸に、実際の子どもの作文とともに考える。
本書からわかること
「私」がしているのは、自己満足の支援!?――「不登校」への思いこみに向き合う
「適応指導教室の改革をしたいので、手伝ってもらえませんか?」
中学校の教員を辞めて数年、「心の相談員」をしていた著者に教育委員会から声がかかります。
「お声をかけていただいてありがとうございます……。ところで、『テキオウシドウキョウシツ』ってなんですか?」
市区町村が設置している不登校の児童・生徒が通う学校外の教室(教育支援センター(適応指導教室))「あおぞら」に勤務することになった著者。
不登校支援の素人だけれど、気合だけは十分ある。
「元気のない子には元気をあげて、勉強ができない子には勉強を教えてあげよう」とはりきる毎日。
けれど、子どもたちは一向に心を開いてくれません……。
「先生、後輩には温かさと一緒につらさに耐えることも教えてあげて」
ある卒業生が涙ながらに言った言葉。
「私」がしているのは、自己満足の支援なのか!?
自身の思いこみに向き合いながら、不登校支援を続ける著者と子どもたちの物語。
「先生も俺が楽しいだけでゲームをやっていると思うのか! ゲームでもしていなければ、みじめでみじめでやってられないんだ!」――子どもの言葉に向き合う
「どうも私は肝心なときに子どもを理解しそこなっています」
小学5年のときに出会ったA君。
時間をかけて信頼関係を築き、A君も周囲の期待に応えようと頑張ります。
そんなとき、著者がなにげなくかけてしまった「またゲームばっかりやってたの?」の一言――。
怒りと悲しみが混じったなんとも言えない表情でどなるA君。
一体、A君はなにを感じ、何を考えているのか。
子どもたちが書いた作文に紡がれる言葉の数々から、これからの不登校支援と学校教育のあり方を考えます。
評価の声、続々!

内容説明

子どもの言葉から「不登校」を考える。

目次

ある朝の光景
第1章 学びの力を取り戻す
第2章 人との関係の中で生きる
ちょっと一服
第3章 長いトンネルの中で
第4章 居場所はどこにある?
終章 不登校の意味を知る

著者等紹介

林千恵子[ハヤシチエコ]
1967年東京生まれ。中・高教員免許(国語)、公認心理師、学校心理士、特別支援教育士の資格を有する。中学校教員などを経て、教育支援センター(適応指導教室)の教育相談員として20年以上勤務する。その間に出会った不登校の子どもと保護者、教員はそれぞれのべ800人に及ぶ。教育と心理学の間を行き来しながら、教科指導、相談、行事の企画運営等を行い、子どもの成長力を引き出す教育支援センターでの改革を目指してきた。十数年前からは、教育支援センターの勤務と並行して公立小学校のスクールカウンセラーや巡回相談員も務め、教員や関係機関の研修講師、不登校親の会の世話役も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひさちゃん

7
公的な登校支援ルームに長く指導員として関わってこられた方が、どのように子どもに関わり変容があっか、の記録。そして、それらを通して、「不登校」の子達にどう大人は関わればよいかが記されている。タイトルにある「すきまからみる」視点が大事。そして、一方的な思い込みはNGだとあらためて感じた。ゆっくり関わること、その子の思いを大切にし寄り添うことが大切だなと思った。2023/02/20

だいご

3
適応指導教室に通った子どもたちの作文が引用されているのがいい。なかなか不登校の子どもたちの実際の気持ちには触れられないので、それがリアルに入ってくるのはありがたい。学校に行かずに家で何もしなかったり、ゲームをしたりしているとどうしても「サボっている」という感覚をもたれてしまう。でも一人一人が強烈なほどの苦しみを抱えて日々を過ごし、また勉強していないという焦りももっている。「不登校の意味や目的」という視点は本当に大切だし、これからは「不登校生徒」ではなく、「〇〇さん」として一人一人と向き合いたい。2023/03/25

luckyair

2
実際にこの施設に通った子どもたちの具体的なエピソードが参考になる。最も印象に残ったのは「待つ」ことについて。⚫自分でも明確に理解することが難しいときに無理に聞き出そうとすると、子どもたちは大人が納得しやすい理由を作ってくれる。周囲がその理由をことさら強調して関わっていくと、本人をその問題の中に閉じこめてしまうこともある。だから、心の中が整理されるのを見守りながら待つ。何年もの間、心の中に抱えてきた思いをむりやり語らせることはできない。待てないのは自分の気持ちであり、相手のためではないと自戒している。★★★2023/11/27

じーも@この度本屋さんとかを開きました

2
すきまという言葉に惹かれ購入。でも、途中で断念。。たぶんいい本だと思うんだけど…。自分より必要としている人がいる気がする。勝手だけど。2023/03/08

ずず

1
勉強になる2023/08/23

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