出版社内容情報
一斉休校、教師が下校後に教室を消毒、加配なし、ICT端末の整備遅れ――
日本の教育行政のコロナ対応は正しかったのか。
比較教育学者らが欧州を中心に、世界の教育行政・教育現場のコロナ対応を一冊にまとめました。
危機対応によって改めて、各国が教育をどれくらい重要視しているかが見えます。
今もなお続く感染症の危機に対応するため、そして、次の危機に備えるため、日本への提言もまとめていただきました。
目次
第1部 コロナ禍で世界の学校はどうなったか(日本 コロナ禍での生きづらさに目を向ける―保護者の立場から;マダガスカル ラベ家の視点からみたコロナ禍の生活;オランダ 小規模校だからできる、教師の臨機応変な対応;ノルウェー コロナ禍の幼稚園の「挑戦」「理想」「敬意」;ケニア 学校閉鎖中の学習格差に着目して―政府の迅速な対応 ほか)
第2部 コロナ禍のなかでの世界の教育(ドイツ コロナ禍においても当事者の参加が重視される学校教育;スペイン 学校から家庭への学びがもたらした学校教育への「問い」―COVID‐19禍における教育施策;スウェーデン コロナ禍で問い直される学校教育;フランス パンデミック宣言が学校教育にもたらしたこと―通学継続と格差是正策;イギリス 社会経済的な格差是正を目指したコロナ禍における学校の取り組み ほか)
著者等紹介
園山大祐[ソノヤマダイスケ]
大阪大学人間科学研究科・比較教育社会学
辻野けんま[ツジノケンマ]
大阪市立大学文学研究科・教育経営学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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