学び続ける力と問題解決―シンキング・レンズ、シンキング・サイクル、そして探究へ

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学び続ける力と問題解決―シンキング・レンズ、シンキング・サイクル、そして探究へ

  • 高橋 純【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 東洋館出版社(2022/07発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 146p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784491047522
  • NDC分類 375.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

最強の資質・能力とは「学び続ける力」である
子供たちに育むべきとされる資質・能力は数多く示されています。学習指導要領にある「思考力」「判断力」「表現力」をはじめ,いわゆる「○○力」として,中教審,有識者,OECDなどからも次々と生まれています。 しかし,生涯にわたって能動的に学び続けていけば,あらゆる「○○力」をそのつど身につけていくことができます。 よって,最強の資質・能力とは,自らをアップデートする力,すなわち「学び続ける力」と言うことができるでしょう。
基本となる学習過程「シンキング・サイクル」
1人1台端末が整備され,今後の学習においてはICTの活用が大前提となります。 クラウドの特性を十分に生かすことによって,個別最適な学びや協働的な学びが実現し,探究的な学びが加速します。 そこで,これからの時代に対応した学習過程として「シンキング・サイクル」(以下,「TC」)を提案します。すなわち, ●課題の設定→情報の収集→整理・分析→まとめ→説明・発表 の五つのステップです。 「事実→考え」という流れを基本とし,適宜,ふり返りや評価を行っていきます。
基本となる見方・考え方「シンキング・レンズ」
学習指導要領のキーワードの一つに「見方・考え方」があります。 「どのような視点で物事を捉え,どのような考え方で思考していくのか」(学習指導要領解説総則編),考えを深めるための手立てになります。 しかし,「その教科等ならではの物事を捉える視点や考え方」(同)ともあるように,各教科等の特性によって「見方・考え方」に関する内容や記述はそれぞれです。「見方」と「考え方」を一体としている教科もあれば,別個のものとしている教科もあります。 そこで,より汎用性が高く,教科を問わない基本的な「見方・考え方」を「シンキング・レンズ」(以下,「TL」)として提案します。すなわち, ・五感:視覚,聴覚,触覚,味覚,嗅覚 ・比較 ・多面的・多角的 の三つです。
子供一人一人が問題解決をする授業
それでは,具体的に,TCとTLをどのように授業に取り入れればいいのでしょうか。 TCは「活動の道筋をつけるもの」,TLは「思考の道筋を編み出すもの」と整理してみます。 例えば,何かを調べる活動を行うとします。これはTCでいえば「情報の収集」にあたります。 その際,ただ漠然と観察するのではなく,視覚や聴覚(TLの「五感」)を使ったり,あるいは比べたりすること(TLの「比較」)で,より意識的な観察ができるようになります。 さらに,ICTを利活用したり,ペアやグループで協力し合ったりするなど,学習形態も工夫することで,子供たちの学びはより深いものになっていくことでしょう。
こんな先生におすすめ
子供たちに汎用的な問題解決能力を育てたいと思っている先生方,能動的に学び続ける力について考えを深めたい先生方,授業でのより有効なICTの活用方法について知りたい先生方には,特におすすめです。

目次

1章 生涯にわたって能動的に学び続ける力を支える問題解決能力
2章 指導技術向上のためのICT活用から、教育方法を支えるICT活用へ
3章 教育方法に対する基礎的な理解
4章 基本となる学習過程「シンキング・サイクル」
5章 基本となる見方・考え方「シンキング・レンズ」
6章 シンキング・サイクルの必要感の醸成と適用場面例
7章 子供一人一人が問題解決をする授業づくり―シンキング・サイクル×シンキング・レンズ×ICT
終章 これからの資質・能力の育成

著者等紹介

高橋純[タカハシジュン]
東京学芸大学教育学部教授。1972年神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了、富山大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。富山大学人間発達科学部准教授等を経て、現職。中央教育審議会(初等中等教育分科会:2019年~、教員養成部会:2019年~、「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会:2021年~、教員免許更新制小委員会:2021年~、基本問題小委員会:2021~)、文部科学省(GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の円滑な利活用に関する調査協力者会議:2021年~、GIGAスクール構想下での校務の情報化の在り方についての専門家会議:2021年~、教育データの利活用に関する有識者会議:2020年~、学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議 新しい時代の学校施設検討部会:2021年~)等の委員を歴任。第17回日本教育工学会研究奨励賞受賞。日本教育工学協会会長、日本教育工学会理事、日本教育メディア学会理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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江口 浩平@教育委員会

14
【教育書】本書の著者である高橋純先生が関わっている愛知県春日井市の学校に10月に視察に行くことから、手に取った一冊。「探究×ICT」というのは自分の問題意識と合致しており、教科を問わず学びのサイクル(シンキング・サイクル)を回せるようにすること、教科を越えた見方・考え方(シンキング・レンズ)を働かせられるようにすることという著者の主張には、背中を押される思いがした。多くの学校に広めていくためにも、具体的な実践をどんどん見て整理していきたい。2023/09/18

ジーフー

1
分かっているつもりだったことや理解が漠然としていたことが読むことで整理された。これは読んでおいて良かった。以前は本屋で手に取っても購入しようとは思わなかったが、やはり必要とされる情報が何かはこちら次第なのだなぁと思う。2024/02/12

Sugaya Masaki

1
問題解決のプロセスを図示するとこんな風になるのか! 単線型の一斉授業は少しずつなくなっていくのかなぁ〜2023/08/14

松村 英治

0
納得できるところと大きな違和感があるところと。2023/06/08

たか

0
今後の授業方法が変わっていく。変えていかなければならない。そう感じる本でした。 けテぶれやQNKS「自ら考え自ら学ぶ」これを大切にしている人には、本当に読んでほしい。考え方が一致すると思う。そして感想を共有してほしい。 【キーワード】 ◯生涯に渡って学び続ける力=自らをアップデートしていく力 ◯ノードとリンク ◯知識の理解の質 ◯事実⇨考え ◯シンキングサイクル ◯シンキング 2022/09/12

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