校則改革―理不尽な生徒指導に苦しむ教師たちの挑戦

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校則改革―理不尽な生徒指導に苦しむ教師たちの挑戦

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  • サイズ 46判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491047461
  • NDC分類 375.2
  • Cコード C3037

出版社内容情報

生徒に〝理不尽校則〟を
「押し付けるのはもうできない」
中学校・高校教師の「校則改正」の実践を紹介

全国的に地毛矯正や下着の色の検査、髪型の厳格な規定など生徒の人権を脅かす校則が是正され始めてきています。明らかに人権侵害が指摘される項目以外にも

・寒暖の変化が激しい年なのに冬服の解禁日が決められている
・男子はスラックス、女子はスカート

など、教師や生徒の大体が問題視していなくても、ある生徒に対しては非情なまでに嫌悪感を与える校則が多く存在しています。そもそも教師は、生徒に押し付けている校則の制定理由を、しっかりと説明できるでしょうか?「校則を緩めると学校が荒れる」?

本書座談会では以下のように言及された先生がいらっしゃいました。

かつては、生徒の心の変化を読み取るうえで、服装などの変化を見とるのは、有効な手段だったと思うのです。「目つきや表情が悪くなった」から次に「服装等が変わった」、だから変化の原因となっている心情に向き合おう、と。でも、今は「まず服装を指導する」。これでは心情の部分が全く解決していなくて、恰好だけ直すのなら、その指導は一体何のために行っているのでしょうか。

学校の主役は子どもたちのはずです。本書では子どもが快適に過ごせる環境における校則の在り方を追究します。

まずは、各種メディアで話題になった、「兵庫県明石市立朝霧中学校の校則の改正の具体例」を示しています。


そして、第1章から第5章までは、中学校と高校それぞれ現役の教師による葛藤と闘いを詰めました。

第1章と第2章は中学校、第4章は高校における具体的な改革実践を掲載しています。教師目線だからこそ、生徒へのやさしい思いだけでなく、教師の働き方の展望も記されている。教師の業務削減を意識している点も、他書に類を見ない本書の特長です。

第3章と第5章は、前者が中学校、後者が高校の現役教師による「覆面座談会」です。あえて、とくに改革に取り組んでいるわけではない教師を交えています。ごくありふれた教師のリアルな声から校則問題を考えたい読者は、覆面座談会から読み始めることをおすすめします。

最後の第6章は、過去からいまへのメッセージ(教訓)である。かつて個性尊重を求めて闘った1990年代の教師の実践と、いま私たちが目指すべき「校則改革」を内田良先生に橋渡ししていただきました。

また、随所にコラムとして、校則問題に取り組む有識者らを中心に、マスコミ関係者、研究者、弁護士、支援活動団体代表、元校長、小学校教師、中学校教師と、さまざまな角度から校則改革に向けたアイデアを提案いただきました。


今後、校則を見直すことを検討されていらっしゃる先生や、校則に苦しむ保護者さまなど、多くの人のヒントになると思っています。

内容説明

制服/ジェンダー/下着/地毛/丈/スマートフォン/髪型/タイツの色…「説明できないきまり、押し付けるのはもうできない」。

目次

第1章 校則改革で得られるもの―兵庫県明石市立朝霧中学校の事例から
第2章 中学校校則改正―不登校対策から、校則の見直しへ
第3章 中学校教師校則に関する覆面座談会
第4章 高校教師からの令和の校則改革案
第5章 高校教師校則に関する覆面座談会
第6章 個性尊重のため先生が闘った

著者等紹介

河〓仁志[カワサキヒトシ]
兵庫県明石市立朝霧中学校教諭。令和2年度より生徒指導部長として勤務校の校則改革を行い、現在は職務の傍ら、校則についての情報発信やアドバイスを行っている

斉藤ひでみ[サイトウヒデミ]
岐阜県高等学校教諭

内田良[ウチダリョウ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

22
校則の前に人権(子どもの権利条約、日本国憲法)。そして校則だけでなく政府の定める規則も疑ってくれるとリバタリアンとしては嬉しい。これって同じことだよ。2022/02/25

ひろか

5
現場で苦労している方達の葛藤。教師の制服義務化を言い出した市長があるとのことで、そのことから、生徒の制服の門田について考えていくというのは、おもしろかった。2021/12/26

Tsuneyuki Hiroi

1
校則は生徒の人権を守るためにある。ではその校則が生徒の人権を侵害するものだったら、その校則の存在意義はない。にも関わらず人権侵害の校則、校則を守らせるための人権侵害があるのは、本来家庭が負うべき躾の類を学校が背負い込み、家庭や社会が学校に子どもの指導を押し付けたからではないか。今、不登校の生徒数が増え、いじめの数も増えている。それも学校の責任とさせようとしている。それを真面目に対応する教師の働き方は尋常じゃない。校則の改革はそれにとどまらず、さまざまなものを変えていく原点となる可能性がある。2022/01/05

茎沢

0
私の高校の後輩が実際に校則変えてたから、いい高校だったんだなーと再確認。変えさせてくれないのが大半なのかね。長野県の高校生がどんな感じか見てみたい。2022/10/01

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