内容説明
「書かない」という行為の意味を探る。
目次
第1章 板書の「これまで」と「これから」(「板書」はこれからどこへ行く?;「板書」に残されている多くの課題;これからの板書には「書かない勇気」が必要!)
第2章 書かない板書(「書かない板書」の戦略と戦術;「書かない場所」を決める;「書かない板書」を支える戦術「板書しかけワード」)
第3章 書かない板書の授業の実際(言葉を「縦軸」と「横軸」で関連付ける授業;既習事項が論理的な読みを生み出す;書かれていない言葉の関連性に気付いた授業 ほか)
著者等紹介
沼田拓弥[ヌマタタクヤ]
東京都・八王子市立第三小学校教諭。1986年生まれ。創価大学大学院教職研究科教職専攻修了。八王子市立七国小学校、世田谷区立玉川小学校勤務を経て現職。全国国語授業研究会理事。東京・国語教育探究の会事務局長。国語教育創の会事務局。「立体型板書」研究会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジーフー
5
現在この著者の他の本も読んでいるところ。それが答えでもある。マニュアル本よりもこういう意識を変えてくれる本の方が有益だし応用が効く。 残念ながら分かっていることとやっていることは別物であり、読んでいて理想と実践の隔離に気が付かされた。2022/01/02
草食系教師
3
日々の授業で感じている違和感を明文化して頂いた!こんなに黒板いっぱいに子供の意見を羅列してて意味あるのかなぁ?文字だらけで結局どこが大切か分かんない?その違和感を言葉にしてくれて、解決案を分かりやすく出してくれている。脳が揺さぶられるような衝撃でした。まあ、書かない板書にもきっと課題は出てくるだろうけど。チャレンジしてみたいと思わせてくれた。他の本も読んで、二学期の研究授業に生かしたい!2022/07/04
かるー
1
【再読了】発売後すぐに購入し一気に読んだ本。国語の授業で上手くはまらないことがあり、手に取った。板書についての本だが筆者の、全員を思考に導く授業観、そのために仕掛けに触れることができた。自分の凝り固まっていた感覚が解されていくのがわかった。2022/11/06