内容説明
独創性あふれるオンリーワンでも、名人芸とも言えるナンバーワンでもない、及第点をクリアする総合の実践を通して、教科の授業力を引き上げた教師たちがいる!そのプロセスがいま、明らかに。
目次
第1章 どの学校でも無理なくできる総合の可能性(多くの教師が抱える総合の悩み;制度的な課題と構造的な課題 ほか)
第2章 及第点をクリアできる総合の単元モデル(70点前後の及第点をクリアできる総合とは?;総合の単元モデル ほか)
第3章 専門教科を軸にして他教科等の指導を充実する(アサガオを育てて子どもが育つ;「劇場型」から「立ち上げ型」への授業転換 ほか)
第4章 教科等と総合の授業を往還する指導の総合力が磨かれるプロセス(子どもたちと共に学んでいける授業づくり―専門教科:国語;子どもたちが思考を働かせる授業づくり―専門教科:社会 ほか)
著者等紹介
松村英治[マツムラエイジ]
東京都大田区立松仙小学校主任教諭。1988年生まれ。東京大学大学院教育学研究科にて、秋田喜代美先生に師事、修士(教育学)。研究主任、OJT推進担当を経て、特別活動主任とchrome book活用推進担当に就任、校内の授業改善と特別活動の充実に邁進中。国立教育政策研究所「評価規準、評価方法等の工夫改善に関する調査研究(R1小学校生活)」協力者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かるー
1
大事なのは単元構想力。指導書に沿って単元を計画してばかりいると総合的な学習の時間は学年総合の踏襲に終わってしまう。だけど、総合を通して単元を構想する力、教材を作っていく力を身につけることは他の教科を極めていく上でも有効なんじゃないかなと感じた。逆を言えば、普段の実践の中で単元を構想することを当たり前としている教師としては総合的な学習の時間を構想していくことも容易なのかもしれない。踏襲の学年総合の方が初期投資は楽だけど、子供達に生き生きとした学びを提供するにはここにメスを入れていかないといけないと感じた。2023/03/10
ちい
0
総合的な学習の時間の根本的な重要性、事例など分かりやすく書かれている。これからサイクルを創って教えていくのが、楽しみになった。2023/08/10
森山洋輔
0
総合的な学習をちゃんとしないとと思った!2023/02/26
松村 英治
0
自分の本を初めて通読した。2021/07/17