出版社内容情報
数学的な資質・能力とは何か、数学的活動をどう回していけばよいのか、数学的な見方・考え方を働かせるとはどういうことか、算数の授業はどう変わり、どう変えていくのか――。平成29年版小学校学習指導要領全面実施の年に、世界は未曾有の危機に直面した。しかし、子どもたちの学びを止めてはいけない。未来を生き抜く力を育てるために、これから算数の授業はどうあるべきなのか。算数教育界のトップランナー、齊藤一弥先生がすべてお答えする。未来を切り拓く、算数の授業を創るための必携の書、ついに完成!
内容説明
子どもが自ら問題を創れるように内容ベイスから能力ベイスの授業へ!
目次
第1章 教科目標が目指す算数の授業を創る(授業改善の方向性を確認する;授業改善に必要な三つのポイント;数学的活動を創る)
第2章 能力ベイスの授業を描く(見方・考え方を鍛えるプロセス;子どもの経験をベイスに学びを描く;教材研究の視点を問い直す;能力ベイスの単元の描き方を問う;ゴールから学びを描く;子どもが算数の本質を追究する学び)
第3章 単元のリデザインを目指す(なぜ単元をリデザインする必要があるのか;見方・考え方の成長を支える単元を創る;数学的活動の充実を支える学びを創る)
第4章 関数指導を考える(関数を学ぶ姿勢を育てる;関数を学ぶ単元を創る)
著者等紹介
齊藤一弥[サイトウカズヤ]
島根県立大学人間文化学部教授。東京都出身。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。横浜市公立学校教員(横浜市立三ツ沢小学校等)、横浜市教育委員会授業改善支援課首席指導主事、指導部指導主事室長として「横浜版学習指導要領」策定、横浜型小中一貫教育等の企画・推進などに取り組む。平成24年度より横浜市立小学校長を経て、平成29年度より高知県教育委員会事務局学力向上総括専門官。平成30年10月より現職。文部科学省中央教育審議会教育課程部会算数・数学ワーキンググループ委員、学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業等協力者(小学校算数)、小学校におけるカリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議協力者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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