中公新書<br> 現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論

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中公新書
現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論

  • 著者名:瀧澤弘和【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 中央公論新社(2019/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121025012

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内容説明

二〇世紀半ば以降、経済学は急速に多様化していき、学問としてはわかりにくさを増した。本書は、ミクロ及びマクロ経済学はもとより、ゲーム理論、行動経済学や神経経済学などの大きな潮流を捉え、実験や制度、経済史といった重要な領域についても解説。多様化した経済学の見取り図を示す。かつて“社会科学の女王”と呼ばれた経済学の現在地を提示し、その未来と果たすべき役割を明らかにする。入門にも最適。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

125
最新の成果を取り入れた経済学理論の入門書です。表紙の副題にもあるように「ゲーム理論・行動経済学・制度論」の章が非常に充実している感じでした。私は最近自分の興味のある分野の行動経済学の章と経済学で実験は可能なのかという部分が参考になりました。そんなに多くの図や表を使用していないのですがわかりやすい文章での説明でした。2018/11/13

はっせー

55
面白かった 経済学は勉強してこなかったため読んでみた!古典系の経済学ではなく、近代から現代にかけての経済学だったので興味を持てた!特に興味を持ったのはゲーム理論と行動経済学であった これらについてはまた違う本を読んでみようと思った!この本は様々な分野の経済学を触れているため経済学の知識が多少ある人なら理解がしやすいと思う!2019/01/08

venturingbeyond

36
年をまたいで、本業関連の新年度最初の読了となりました。門外漢には、近年、経済学の全体的なイメージが掴みづらくなっており、個人的にも行動経済学や制度の経済学など断片的な読み散らかしで、さらに「経済学」のディシプリンが不明瞭になるという悪循環の中にあったので、まさに痒いところに手が届く良書でした。1~7章の各論もコンパクトにまとまり、全体的なマッピングが可能になるリーダブルな叙述でしたが、社会科学方法論の論考の中に経済学を位置づける終章が、個人的な問題関心とも重なり、よいまとめとなっていました。2022/01/06

おせきはん

30
経済学における実験の価値、経済学と制度の関係、経済学の理論と現実とのギャップをどのように理解するとよいかなど、モヤモヤしていたことがすっきりしました。経済学がどのように発展し、どこに向かおうとしているのか、現代経済学を体系的に理解できました。経済学の羅針盤として、折に触れて参照しようと思います。2021/07/23

山口透析鉄

29
市の図書館本で読みました。 私も一応、経済学科を出ていますが、在学中は学生寮の問題などに悩まされたりであまり熱心に勉強もできませんでした。 なおかつ学生一流教授三流などと揶揄される大学の学部でしたので、特に理論経済学とかは本当にお粗末で、もっと数学的な基礎を含めて教えないとほぼ意味がないなとウンザリしていましたので、遅まきながらこういう新書を読み、勉強にもなったと感じて、良かったような。 行動経済学や実験経済学とかはなかなか4大の講義では出てこないでしょう。ピケティ氏等の本も然りでしたし。(以下コメ欄) 2023/06/27

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