出版社内容情報
ふつうの学校が挑んだ授業改革
本書の概要
授業が変わると子どもが変わり、学校が変わった。
子どもたちが「算数の学校」と言うほどの変革。7年間の公立小学校のその挑戦をひも解く。
成功する行内研究―その鍵となるのは何か。
それは学び合う教師集団だった。
本書からわかること
すぐやる・必ずやる・できるまでやる」
・「すぐやる」
校内研修で講師から提案を受けても、それを「学校ぐるみ」で取り組んでいる学校はそう多くはないのが現実。しかし、第2向陽小学校はちがう。学んだ成果を「すぐやる」からこそ学校が変わる。
「必ずやる」
講師の授業の「技」を自分たちの授業に積極的に取り組む。しかもどの教師も共通して取り入れる。学んだことは全員が「必ずやる」。
「できるまでやる」
提案を受けたものでなくとも、公開授業で講師の授業を分析し、技を取り入れる。その上で教師全員に共有する。そして実際の授業で何度も何度も試す。まさに「できるまでやる」そのものである。
算数日本一の学校をつくり上げたシステムはなにか?
このような成功する行内研究の秘密を紹介。その鍵となるのは「学び合う教師集団」。学年団で校内研究をするだけではなく、「縦割り」と「メンター制」を導入。助け合い、学び合うための関係性の構築が強み。
内容説明
成功する校内研究―その鍵となるのは学び合う教師集団。“授業が変わると子どもが変わり、学校が変わった”7年間の公立小学校の挑戦。18本の授業実践を掲載!
目次
第1章 「ふつうの学校」が挑んだ授業改革(2向小の子どもたちの現在;改革に取り組んだきっかけ ほか)
第2章 授業から学校改革へ(尾〓正彦)(「話す」がテーマなのに「話さない」子ども;授業が変わった、子どもも変わった ほか)
第3章 2向小授業改革全施策(2向小スタイルの授業;問いが連続する授業 ほか)
第4章 全員が参加したくなる算数授業(1年生「たしざん(2)」「ひきざん(2)」「ものとひとのかず」
2年生「しきと計算」「かけ算(2)」 ほか)
著者等紹介
尾〓正彦[オザキマサヒコ]
新潟県佐渡郡佐和田町(現・佐渡市)生まれ。新潟県内公立小学校勤務を経て、現在、関西大学初等部教諭。リクルート・スタディサプリ講師(小学校算数基礎講座)。全国算数授業研究会常任理事。新潟市教育委員会認定・第1期マイスター教師(算数)。学校図書「みんなと学ぶ小学校算数」教科書編集委員。第6回東京理科大学「数学・授業の達人大賞」優秀賞。第41回小学館「わたしの教育記録」特選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。