内容説明
世界最強のチームは、いかにしてできたのか。チームづくりから選手の育成、歴史や文化まで。その全てを詳らかにする!
目次
開拓者のDNA
戦争
学校―全てが始まる場所
幸福な生き方
ハカとニュージーランド人
パシフィック系選手の影響
勝利への渇望
命懸けのプレー
オールブラックスの復活
ニュージーランドのスタイル
崖っぷちの草の根ラグビー
ラグビー界の女性たち
プロ化したラグビー界の現実
魔術師
賢者たち
ジャージ
著者等紹介
ビルズ,ピーター[ビルズ,ピーター] [Bills,Peter]
スポーツライター、ラグビージャーナリスト。インディペンデント・ニュース&メディア・グループのチーフラグビーライター。ロンドン、ダブリン、ベルファストなどの新聞をはじめ、各メディアに寄稿
西川知佐[ニシカワチサ]
1984年、広島県生まれ。東京農業大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
11
丁寧に様々な角度からオールブラックスについてインタビューして分析した本です。2019年W杯前に書かれた本ですがチーム力が落ちている評されたイングランドと南アフリカが決勝に残りました。ラグビーは何が起きるかわかりませんね。2020/01/05
HaruNuevo
6
RWC2019では準決勝でイングランドに屈したNZ代表オールブラックスであるが、チームとしての勝率は驚異的な高さを誇り、まさに最強と呼ぶに相応しいチームである。 その強さのルーツを、NZ建国まで遡り、戦争による悲劇を乗り越えて、どのようにチームが成長してきたか、その道のりを辿るとともに、チームが、NZラグビー界が、そして世界のラグビー界が抱える問題点を提起する。 一つのチームの軌跡を辿る本としては異例なスケールの大きさだった。2021/02/11
tetsubun1000mg
6
ニュージーランドの建国の歴史から始まる。 今のイギリス周辺から地球の裏側にある植民地を目指して船に乗る移民たち。 人口が480万人というのも驚きでした。 イギリス発祥のラグビーが移民の農民・漁民・周辺諸島の民族の性格に合ったのだろう。 国技となり全国民が注目する競技になると勝ち方にもこだわりがでる。 日本でいうと一本勝ちにこだわる柔道でしょうか。 日本でのW杯では準決勝で敗退しましたが、勝ったイングランドは品位の無い表彰式で価値を下げ、3位決定戦で懸命に戦ったニュージーランドは尊敬に値するチームでした。2019/12/21
ShindokuSpin
2
道理で比類なき力と高潔さを併せ持ち続けられるわけだ。ラグビーワールドカップの興奮が未だ残っているうちに読んでおこうと決意し手に取る。「ハカ」に関する章では、にわかファンのままでは気づけなかったことが判明して「ハカ」への見方が変わった。2019/11/11