出版社内容情報
本当に大切なのは、見えないものを見ようとする「やさしさ」。子どもたちのセンス・オブ・ワンダーが輝く授業を創造する珠玉の一冊。
内容説明
大切なのは、見えないものを見ようとすること。例えば子どもが磁石を学ぶのは、磁石について詳しくなるためでもなければ、資質・能力を身につけるためでもありません。磁石を媒介にして、先生と子どもが仲良くなり、子ども同士が仲良くなるためです。自然のいのちとつながるとき、私たちは自己とそれを取り巻く世界を知る。
目次
第1章 「やさしさ」とは何か
第2章 子どものセンス・オブ・ワンダー
第3章 子どもの「やさしさ」にふれる瞬間
第4章 「やさしさ」が育つ理科の授業
第5章 子どもの心に添う授業づくり
第6章 日本の教育はどこに向かうか
著者等紹介
露木和男[ツユキカズオ]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。1949年、福岡県生まれ。福岡教育大学小学校理科課程卒業後、神奈川県足柄上郡開成小学校、上大井小学校を経て、1985年より24年間、筑波大学附属小学校に勤務。現在は、小学校の教師を目指す大学生に理科の面白さ、自然観察の楽しさを伝えている。2016年度秋学期早稲田大学ティーチングアワード総長賞受賞。神奈川県自然観察指導員として、毎年、市民を対象に自然観察会を開催。野外での実験教室に特化した「早稲田こどもフィールドサイエンス」の活動として、実際に子どもたちと触れ合う機会も多い。また、全国各地に出向き、理科の出前授業や講演活動を行い、子どもたちが楽しむ理科の授業づくりを追究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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