出版社内容情報
場面ごとに登場人物の気持ちを読み取り、教師の解釈である「主題」にたどりつくまで、「正解探し」をさせられる子どもたち。そんな悲しい「国語の授業」から脱却してほしい。物語を読む力は「作品の心」(=物語が自分に最も強く語りかけてきたこと)を受け取る力だ。二瓶弘行はそう言う。2016年版二瓶学級「海のいのち」の「自力読み」。そのすべてを記録し、公開する。
はじめに 1
?章 板書で見る「海のいのち」
第2・3時の授業の板書・・・・・・・4 第4時の授業の板書・・・・・・・・・6 第8?11時の授業の板書・・・・・・・8 第12・13時の授業の板書・・・・・・・10 第15・16時の授業
作品の星座―作品の心編・・・・・・12
?章「海のいのち」単元構想
「海のいのち」教材としての魅力・・・18 単元を構想する・・・・・・・・・・・19 単元計画(全16時間)・・・・・・・・20
?章「海のいのち」全時間の授業
第 1 時 初読の「作品の心」を表現する
―「海のいのち」と出会い、初読の感想をもつ― ・・・・・・・・・・・・・・24
第 2 時 出来事の流れを大きく捉える(1)
―「海のいのち」の小さな場面構成・4 つの基本場面を押さえる―・・・28
第 3 時 出来事の流れを大きく捉える(2)
―「海のいのち」の全体構想を捉え、あらすじをまとめる―・・・・・・36
第 4 時 前ばなしを中心に設定をまとめる
―前ばなしの「時・場・人物(状況)」を捉える―・・・・・・・・・・44
第 5・6 時 「作品の星座―客観編」の作成
―これまでの学習を「作品の星座―客観編」としてまとめる―・・・52
第 7 時 話題を設定する
―「中心話題」「個人話題」を設定する―・・・・・・・・・・・・・・56
第 8 時 <重要話題1>太一が、「中学校を卒業する年の夏、無理やり」与吉じいさ
の弟子になった理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
第 9 時 <重要話題2>「海に帰りましたか」と、与吉じいさに両手を合わせる太一
の気持ち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68
第10時 <重要話題3>「とうとう父の海にやってきたのだ」という太一の思い・・・・・82
第11時 <重要話題4>太一が背負おうとした「母の悲しみ」とは何か・・・・・・・・・96
第12・13時 <中心話題>太一は、何故、瀬の主を殺さなかったのか・・・・・・・・・・108
第14時 自分の「作品の心」を短く表現し、解説文としてまとめる・・・・・・・・・・・136
第15・16時 「作品の星座―作品の心編」の作成
―これまでの読みをまとめる―・・・・・・・・・・・・・・・・141
「海のいのち」の授業を終えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・142
著者紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・143
二瓶 弘行[ニヘイ ヒロユキ]
内容説明
「作品の心」を受け取る力、物語の「自力読み」集大成の学び全時間の授業記録を公開。
目次
1章 板書で見る「海のいのち」
2章 「海のいのち」単元構想(「海のいのち」教材としての魅力;単元を構想する;単元計画(全16時間))
3章 「海のいのち」全時間の授業(初読の「作品の心」を表現する―「海のいのち」と出会い、初読の感想をもつ;出来事の流れを大きく捉える(「海のいのち」の小さな場面構成・4つの基本場面を押さえる;「海のいのち」の全体構想を捉え、あらすじをまとめる)
前ばなしを中心に設定をまとめる―前ばなしの「時・場・人物(状況)」を捉える
「作品の星座‐客観編」の作成―これまでの学習を「作品の星座‐客観編」としてまとめる
話題を設定する―「中心話題」「個人話題」を設定する
重要話題1 太一が、「中学校を卒業する年の夏、無理やり」与吉じいさの弟子になった理由
重要話題2 「海に帰りましたか」と、与吉じいさに両手を合わせる太一の気持ち
重要話題3 「とうとう父の海にやってきたのだ」という太一の思い
重要話題4 太一が背負おうとした「母の悲しみ」とは何か
中心話題 太一は、何故、瀬の主を殺さなかったのか
自分の「作品の心」を短く表現し、解説文としてまとめる
「作品の星座―作品の心編」の作成―これまでの読みをまとめる)
著者等紹介
二瓶弘行[ニヘイヒロユキ]
筑波大学附属小学校教諭。1957年新潟県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。新潟県内の公立小学校に勤務後、上越教育大学大学院の修士課程を修了。1994年から現職。筑波大学非常勤講師、共愛学園前橋国際大学非常勤講師、全国国語授業研究会理事、国語教室ネットワーク「ひろがれ国語」代表、小学校教師授業づくり研究会会長、国語“夢”塾塾長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。