「学びに向かう力」を鍛える学級づくり

松村 英治/相馬 亨【著】

東洋館出版社（2017/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 208p／高さ 19cm
• 商品コード 9784491033211
• NDC分類 374.12
• Cコード C3037

出版社内容情報

学習プロセスの質的改善が、学びに向かう学級をつくる！授業を見合おう！仲間とつくる成長する学級が深い学びの苗床！学習プロセスの質的改善が、学びに向かう学級をつくる！授業を見合おう！仲間とつくる成長する学級が深い学びの苗床！

第１章　いい授業が、いい学級をつくる



　１　１年間の学びのつながりを可視化・自覚化しよう！

　２　まずは「育てたい力」を明確にしたい

　３　「楽しい」ということ

　４　「真似び合う」関係をつくろう！

　５　「書く力」を本気で育てる

　６　「おしゃべりタイム」で表現力を鍛える

　７　学びを見通す力をつける「振り返り」

　８　「予習」は、教科の「見方・考え方」を鍛える「学び方」の学習

　９　今、この瞬間の最善の指導を目指して



第２章　深い学びを目指す学級をつくる



　１　伝えたいことを伝え合える場をつくる

　２　指示の出し方ひとつで学級が変わる

　３　その子の負担を減らす「約束ごと」　伝わる「話し方」

　４　「教師が話をする」ということ

　５　言葉かけと個別指導

　６　行動が変われば、考え方も変わる

　７　「学びに向かう力」を鍛える生徒指導

　

第３章　学びに向かう学級をつくる



　１　「安心」に包まれる学級づくり

　２　教室掲示は最高の思考ツール

　３　授業規律を問い直してみよう！

　４　学級通信─低学年編─子どもの学びのプロセスを伝える

　５　学級通信─高学年編─子ども、保護者、教師の三者による学級をつくる

　６　学級だよりで共有するビジョンとプラン

　７　授業参観は保護者への授業

　８　教師の味方を増やす保護者会

　

第４章　仲間と学び合い授業を磨く



　１　同じ思いを共有できる同僚性が、よりよい学校文化の土台

　２　授業を見せ合い、語り合うプロセス

　３　得意を見せ合い、課題を共有する

　４　仲間の授業は、自分を鍛える最高の場

　５　授業力を磨く校内研究の進め方

　６　課題が自分ごととなる研究協議会の進め方

　７　校内研究─エッセイで授業力と同僚性を充実する



松村　英治［マツムラエイジ］

相馬　亨［ソウマ トオル］

内容説明

新しい学習指導要領が求める「学級経営の姿」とは？

目次

第１章　いい授業が、いい学級をつくる（１年間の学びのつながりを可視化・自覚化しよう！；「おしゃべりタイム」で表現力を鍛える　ほか）
第２章　深い学びを目指す学級をつくる（伝えたいことを伝え合える場をつくる；指示の出し方ひとつで学級が変わる　ほか）
第３章　学びに向かう学級をつくる（「安心」に包まれる学級づくり；教室掲示は最高の思考ツール　ほか）
第４章　仲間と学び合い授業を磨く（同じ思いを共有できる同僚性が、よりよい学校文化の土台；授業を見せ合い、語り合うプロセス　ほか

著者等紹介

松村英治［マツムラエイジ］
東京都大田区立松仙小学校教諭。学部生のときにボランティアに行った小学校で、初等教育や生活科・総合的な学習の時間の面白さに目覚め、小学校教師に。研究主任として、学校全体で同僚性を築き、質の高い授業を展開するための校内研究・研修の在り方を追究。幼児教育や幼小接続にも関心があり、スタートカリキュラムの取組も進めている

相馬亨［ソウマトオル］
東京都足立区立千寿常東小学校主任教諭（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Masashi Taniguchi]

二人の若手教員が書いた本。理論や理念を的確に押さえたうえで、学級・こどもを起点にアクションを組み立てていく現場主義的な思考で一貫している。だから説得力があり、面白い。この手の本は著者の自己顕示欲が滲み出てげんなりするものも多いが、この本にはそれがない。若手の純粋な熱意を感じて、心地のよい印象の本

2017/03/25

[nanaco-bookworm]

若い先生が書かれたから、まだまだ若いな、作者の方々は。これからわかることも沢山あるんだよ、と思いながら読んだ。が、かくいう私に足りなかったのは、著者の方々の様に日々突き詰めて考える事。いや、突き詰めて考えてきたか私も。そうして何十年も経った。が、しつこく粘りたい、今後も諦めず。1番刺さったのは、授業者が批判をかわすために防衛線を張ったり、言い訳がましくなったりする、と書いてあった事。しかし、防衛線を張る時点で、自分の至らなさに気づいているし自分で気づくことが大事なのだからそれもありではないかとも思った。

2023/09/24

[読書家ぴろきち]

先輩教員の勧めで読んでみた！3点備忘として書き残そうと思う。①おしゃべりタイムの活用。子どもたちの対話の質を高めるために、おしゃべりカード等の活用が必要かと思う。②保護者懇談はテーマを示す。その方が参加しやすいし、見通しやすい。③授業改善案を考える。研究授業ではなく、提案授業。何か提案性のあるものに取り組む必要がある。

2020/04/29

[Kei Yamazaki]

教師の関わり方、子供の見方、授業力の鍛え方、そんな細かいスキルで教師力は大きく変わる(と思っている)。そのためには「知る」、そして「やる」しかないない。やるならばできるだけ効果のあった方が良い。効果があるからスマートかというとそうでもない。泥臭く、精神を削りながら闘う場面もある。教師力を磨くには1人じゃない方がいい。自分は同僚に恵まれている。それを活かしまだまだ磨きたい。

2020/03/10

[Tohru Soma]

多くの方に手にとっていただけているようで嬉しい！ 先日大学のダンス部の仲間と会った時に本書の話に。仲間の奥さん（面識はないのですが）が読んでくれて「めっちゃよかった！」と言ってくれたそうで。教師ではない方にもそう思っていただけるとは思ってもみなかったので、さらに嬉しさ倍増！

2017/03/07