出版社内容情報
六つの要素で整理すれば、誰でもわかる!授業ができる!アクティブ・ラーニングのすべてが詰まった、まさに決定版の一冊。アクティブ・ラーニングのすべてが詰まった、まさに決定版の一冊!
これからの子どもたちに求められる資質・能力を育成するために、どのようにアクティブ・ラーニングに取り組むべきか。以下の3部構成で、アクティブ・ラーニングの考え方を整理し、具体的な解説をしています。
第1部 理論編 ―次期学習指導要領を見据えて、小学校におけるアクティブ・ラーニングの考え方を整理
第2部 学習の工夫編 ?アクティブ・ラーニングを取り入れる際の授業改善の視点を整理
第3部 実践編 ?アクティブ・ラーニングの六つの要素を各教科の授業に当てはめ、具体的に解説
〇六つの要素で読み解くと、アクティブ・ラーニングがわかる! できる!
アクティブ・ラーニングに必要な要素を六つに整理して、わかりやすく解説しています。
・主体的な学び・対話的な学びに共通して必要な要素…「問題意識」
・主体的な学びに必要な要素…「知識・技能」「とらえ方・考え方」「メタ認知」
・対話的な学びに必要な要素…「合意形成能力」「批判的思考」
〇小学校各教科の実践を紹介!
六つの要素を、実際の授業に当てはめて詳しく解説しています。
国語/社会/算数/理科/生活科/音楽/図工/体育/外国語活動/総合的な学習の時間
〇つい陥りがちな「ダメ事例」から、アクティブ・ラーニング成功のコツに迫る!
アクティブ・ラーニングを取り入れようとするときに、ついやってしまいがちな失敗例を取り上げる、あるある「ダメ事例」コラム。
失敗の分析から、アクティブ・ラーニング成功のコツが見えてきます。
はじめに
第1部 理論編
1 小学校におけるアクティブ・ラーニングとは何か
2 資質・能力とアクティブ・ラーニング
3 授業を見直すためのアクティブ・ラーニングの視点
4 中学校へアクティブ・ラーニングをつなげる
5 アクティブ・ラーニングの視点に立つ授業研究のポイント
第2部 学習法の工夫編
1 知識を確実に定着させる指導
2 見方や考え方を確実に身につけさせる指導
3 他者の意見を聞きたくなる学習課題
4 多様な対話の形が促す情報共有
5 「批判的思考」を育成するための手立て
6 学んだことを使ってみたくなる発展課題
7 挑戦する気持ちをくすぐる発問
8 あきらめない気持ちを育てる声かけ
9 何でも言える人間関係づくり
10 他者とかかわらざるを得ない学習環境づくり
第3部 実践編
アクティブ・ラーニングの六つの要素
?達成のための指導の観点と子どもの姿?
第3部の使い方
国語6年 主体的[メタ認知]
「広がれ、つながれ、私たちの平和
事実と意見を区別して意見文を書こう」
国語6年 対話的[批判的思考]
「修学旅行に行きたくなるパンフレットをつくろう」
社会5年 対話的[合意形成能力]
「これからの食料生産」
社会6年 主体的[とらえ方・考え方]
「大陸に学んだ国づくり」
算数6年 主体的・対話的[問題意識]
「比の利用」
算数5年 主体的[とらえ方・考え方]
「図形の角」
理科5年 対話的[合意形成能力]
「振り子の運動」
理科4年 主体的[とらえ方・考え方]
「天気による1日の気温の変化」
生活科2年 主体的[メタ認知]
「ヤゴを育てよう」
生活科1年 主体的・対話的[問題意識]
「七草がゆをつくろう」
音楽5年 対話的[合意形成能力]
「いろいろな音の響きを感じ取って」
図工5年 主体的[メタ認知]
「複雑って美しい?」
体育6年 主体的[知識・技能]
「跳び箱運動」
外国語活動6年 対話的[批判的思考]
「ALTの家族に日本の名所を紹介しよう」
総合的な学習の時間4年 主体的・対話的[問題意識]
「はばたけ!とべまちキャラクター?今年の総合、何にする??」
総合的な学習の時間6年 主体的[メタ認知]
「お菓子でつながれ!横浜と宮古?復興支援の会の商品づくりを知ろう?」
あるある「ダメ事例」コラム
1 話し合わせれば、子どもは学び合う!?
2 クラス全体で共有した課題なら、個々の課題解決はうまくいく!?
3 自由に考えさせれば、子どもは深く理解できる!?
4 特定のツールさえ用いれば、アクティブ・ラーニングになる!?
5 学習課題さえもたせれば、自然とアクティブ・ラーニングになる!?
6 話し合いのスキルを身につければ対話的に学び合える!?
編著者紹介
執筆者一覧
寺本 貴啓[テラモト タカヒロ]
後藤 顕一[ゴトウ ケンイチ]
藤江 康彦[フジエ ヤスヒコ]
内容説明
六つの要素で、アクティブ・ラーニングがわかる!できる!小学校各教科の実践を紹介!つい陥りがちな「ダメ事例」から読み解くアクティブ・ラーニング成功のコツ!
目次
第1部 理論編(小学校におけるアクティブ・ラーニングとは何か;資質・能力とアクティブ・ラーニング;授業を見直すためのアクティブ・ラーニングの視点 ほか)
第2部 学習法の工夫編(知識を確実に定着させる指導;見方・考え方を確実に身につけさせる指導;他者の意見を聞きたくなる学習課題 ほか)
第3部 実践編(国語6年 主体的「メタ認知」―「広がれ、つながれ、私たちの平和 事実と意見を区別して意見文を書こう」;国語6年 対話的「批判的思考」―「修学旅行に行きたくなるパンフレットをつくろう」;社会5年 対話的「合意形成能力」―「これからの食料生産」 ほか)
著者等紹介
寺本貴啓[テラモトタカヒロ]
國學院大學人間開発学部准教授。博士(教育学)。1976年兵庫県生まれ。静岡県の小・中学校教諭を経て、広島大学大学院に学んだ後、大学教員になる。専門は、理科教育学・学習科学・教育心理学。特に、教師の指導法と子どもの学習理解の関係性に関する研究、その周辺の学習評価、教員養成、ICT機器を活用した指導に関する研究に取り組んでいる
後藤顕一[ゴトウケンイチ]
国立教育政策研究所教育課程研究センター基礎研究部総括研究官。1964年東京都生まれ。東京学芸大学卒、教育学修士。埼玉県の高校教諭、埼玉県教育局指導主事を経て、現職。2013年度は教科調査官を併任。専門は、科学教育・化学教育。現職では、国内外の調査研究、資質・能力を育成する教育課程のあり方に関する研究、理系進路選択、ESD研究等に携わっている
藤江康彦[フジエヤスヒコ]
東京大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。1970年静岡県生まれ。東京学芸大学、広島大学大学院に学ぶ。お茶の水女子大学、関西大学を経て、現職。専門は、教育方法学・学校教育学・教育心理学。授業のコミュニケーションと子どもの学習の関係性、教師の学習や熟達を支える校内研修及び学校組織のあり方、校種間連携による子どもや教師の学習、学校参加や活動の変容等に関心をもつ。アクティブ・ラーニングの導入が子どもや教師の学びをどう変えるかについて探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- リルケ詩集