将棋に学ぶ―安次嶺隆幸×谷川浩司/森内俊之/羽生善治

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491032825
  • NDC分類 796
  • Cコード C0076

出版社内容情報

礼儀、集中力、思いやり。将棋に学んで人生に勝つ!永世名人・羽生善治、谷川浩司、森内俊之から子供達が未来を生きるヒントを学ぶ。

◆第1章 谷川浩司   

 本番も普段と同じように臨むために一つひとつの所作を大切にする 

 子どものときの経験がプロになっていきる 

 「練習のときは自分が一番下手試合のときは自分が一番うまい」と思いなさい

 将棋を始めることで我慢ができるようになった 

 無駄だと思われるようなことをやらないと自分のものにはならない 

 感想戦を行うのは、負けた側が気持ちの整理をつけるため 

 一流の棋士は「負けました」をきちんと言える

 将棋が指せるだけでありがたい 

 「楽しい」「嬉しい」「悔しい」の三つを大切に 

 ◇column1 一歩を続ける人に



◆第2章 森内俊之    

 両親は温かく見守り、いい面を伸ばしてくれた 

 すぐにできなくても、子どもはいつの間にか育っていく 

 将棋では感情のコントロールも大切 

 自信の持てるものを見つけて進んでいってほしい 

 将棋に救われたという気持ちがある 

 失敗したことを振り返える訓練で力が発揮できるようになる 

 強さだけを追い求めず、将棋で心を育てていきたい 

 コンピュータは便利だが、大事なことは効率だけではない 

 どれだけ痛い負けをしたかが棋士にとっての財産になる 

 このまま終わってしまうかもと思ったこともあった 

 どんな局面でも全力をつくし楽しむことが重要 

 優秀なライバルに引き上げてもらった 

 好きなものを見つけて自信をつけてほしい 

 ◇column2 お別れの将棋駒



◆第3章 羽生善治    

 向上心や目標があるからこそ人はプレッシャーを感じる 

 いま失敗することが未来の勝ちにつながる 

 将棋を研究するというのはうまくいっていない場面を考えていくということ 

 振り返って忘れることが次に進むコツ 

 谷川さんは?偉大な存在?森内さんは?一つひとつ積み上げる強さがある?

 大変なことがあっても続けられる道を選ぶ  

 子どもに才能があっても親にできるのは見守り続けること  

 将棋には日本人のアイデンティティが詰まっている  

 人工知能がいかに進歩しても大切なことは変わらない  

 先が読めない未来を楽しんでほしい

  ◇column3 保護者も成長する無言の声援



◆第4章 安次嶺隆幸   

 「心を折りたたむ習慣」で子どもを伸ばす 

 将棋で心からの挨拶を学ぶ 

 「空気のドーナツ」で集中力のトレーニング 

 読みと人生に無駄はない

 「負けました」が折れない心を育てる 

 将棋が育む優しい心 

 新しい時代に求められるコミュニケーション能力とは

 将棋の力で世界をひとつにしたい

 小さな一歩でつなぐ将棋の伝統  

 将棋の心が子どもの未来を照らす

安次嶺 隆幸[アジミネ タカユキ]

内容説明

集中力、思考力、思いやり…将棋を通して身に付く生きる力!天才はどのように育ったのか―子どもの才能を伸ばすため大人ができることは?超一流棋士たちとの対話の中でこれからの時代に必要な力を考える。

目次

第1章 谷川浩司―「練習では一番下手、本番では一番うまいと思え」
第2章 森内俊之―「将棋では強さより心を育てたい」
第3章 羽生善治―「子どもの頃の失敗が将来の勝ちにつながる」
第4章 安次嶺隆幸―「将棋で“心の折りたたみ方”を学ぶ」(「心を折りたたむ習慣」で子どもを伸ばす;将棋で心からの挨拶を学ぶ;「空気のドーナツ」で集中力のトレーニング;読みと人生に無駄はない;「負けました」が折れない心を育てる;将棋が育む優しい心;新しい時代に求められるコミュニケーション能力とは;小さな一歩でつなぐ将棋の伝統;将棋の心が子どもの未来を照らす)

著者等紹介

安次嶺隆幸[アジミネタカユキ]
1962年埼玉県所沢市生まれ。明星大学人文学部心理・教育学科教育学専修卒。1984年東京・私立暁星小学校に着任。公益社団法人日本将棋連盟・学校教育アドバイザー、私学教育研究会(あいすの会)主宰、若手教育格言サークル「あったか会」代表、将棋ペンクラブ会員。フューチャー・ドリーム☆子どもサポート研究所や明日の教室が主催する「教師みらいプロジェクト学級づくりパワーアップセミナー」等、全国各地で講演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ライアン

14
永世名人3名と小学校の先生との対談。なので子供向けの内容となっています。先生やそれぐらいの子供を持つ親御さんが読むといいかな。谷川さんの「練習では一番下手と思い、試合の時は一番上手いと思いなさい」が一番心に残りました。2016/12/06

チャー

12
著者が永世名人と語った対談を書籍化した内容。幼いころから将棋に取り組み、その世界の頂に立たれた三方が将棋から学んだことがわかりやすく記されており勉強になる。将棋は形成を見て自分で負けを認め終局直後に互いに感想戦を行う。負けた側は当然心中穏やかではない状況で、感情を抑えて内容を振り返る。幼少期からこの姿勢を学び、悔しい思いと負けを繰り返し、どうすればよいかの振り返りを常に積み重ねることが強さの源泉。感情に流され投げ出してやめてしまうと先はない。我慢と次につなぐための振り返りを行うことの大切さを痛感した。2021/12/25

なるときんとき

7
永世名人の資格保持者三人と著者の対談本。著者は将棋に対して多大な期待をしている気がするけど、谷川さん、羽生さん、森内さんの人間性は確かに素晴らしいと思う。親は子供に対して一人の人間としてまっすぐ向き合って、子供がいろいろな経験をする機会を作るのが大事なのかなと思った。その経験の中で子供は自分の興味のあることを選んでいくだろうから。将棋はその選択肢の一つじゃないかな。手間のかかること、めんどくさいことをいとわないのが大事。2016/10/31

ラッキー55

5
読了。永世名人3人と小学校の先生の対談。 印象に残った事は、現在の将棋界で「負けました」 とはっきりという棋士は羽生さんである、一番強い からこそはっきりいうとは面白い話である。 イチローの話で「常に笑わてきた悔しい歴史が ある」は有名だが、羽生3冠も小学、中学とかなり の疎外感があったらしい。小学では月に2,3回将棋の 試合で学校は休むし、中学では既にプロだったので、 進路が決まっていたので、他の進路を考えなくて良かった という事だ。「先の読めない未来を楽しんでほしい」 という話は棋士ならではで良かった2017/03/23

まねきねこ

3
子どもが将棋をすると こんな力がつく、ということが書いてある本。 けど実は大人にとっても、いつまでも大事なことが書いてある本。 大事なことはいつまでも変わらないと思った。 けど早く気づいた方がいいことばかり書いてあったから 子どもたちに伝えたい。 もちろん全員が将棋をするわけじゃないから、 その大事な力を将棋以外の方法ではどうやって つけることが出来るのかを考えるのも課題の一。2019/05/20

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