１日５分！教室で使えるコグトレ―困っている子どもを支援する認知トレーニング１２２

宮口 幸治【著】

東洋館出版社（2016/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 200p／高さ 26cm
• 商品コード 9784491032801
• NDC分類 378
• Cコード C3037

出版社内容情報

子どもの社会・学習・身体面を高める認知トレーニング「コグトレ」を学級で！　122題・157回、1日5分×1年間の使用計画付。

はじめに 1

理論編：困っている子どもの背景と特徴 7

困っている子どもの背景 8

困っている子どもの特徴

?認知機能の弱さ 10

?感情統制の弱さ 12

?融通の利かなさ 14

?不適切な自己評価 16

?対人スキルの乏しさ 18

?身体的不器用さ 20

支援編：教室で使えるコグトレ 23

ワークシートの使用方法 24

学期計画例 26

通級指導教室・気になる子への個別指導例 28

ワークシート一覧 30

年間の使用計画例 32

?注意力をつけるトレーニング 34

見る力をつけよう 36

コグトレ 「見る力をつけよう」???

聞く力をつけよう 54

コグトレ 「最初とポン」???

コグトレ 「最後とポン」???

コグトレ 「何が一番？　何が何番？」???

集中力をつけよう 70

コグトレ 「集中力をつけよう」???

?感情をうまくコントロールできるトレーニング 88

この人はどんな気持ち？ 90

コグトレ 「この人はどんな気持ち？」???

この人たちはどんな気持ち？ 96

コグトレ 「この人たちはどんな気持ち？」???

違った考えをしよう 104

コグトレ 「違った考えをしよう」

悩み相談室 108

コグトレ 「悩み相談室」???

?危険なことを察知するトレーニング 114

何が危ない？ 116

コグトレ 「何が危ない？」???

?人との接し方を学べるトレーニング 124

自分を知ろう（過去・未来の自分と手紙交換） 126

コグトレ 「過去・未来の自分と手紙交換」???

自分を知ろう（学期ごと山あり谷ありマップ） 136

コグトレ 「学期ごと山あり谷ありマップ」???

人にものを頼もう 142

コグトレ 「人にものを頼もう」???

うまく謝ろう・断ろう 146

コグトレ 「うまく謝ろう・断ろう」???

?問題をうまく解決できるトレーニング 152

あなたならどうする？　結果が決まっているケース 154

コグトレ 「あなたならどうする？　物語」???

あなたならどうする？　結果が決まっていないケース 162

コグトレ 「あなたならどうする？　物語」???

次からどうする？ 168

コグトレ 「次からどうする？」???

?身体をうまく使うトレーニング 174

コグトレ 指先を使おう（綿棒積み） 176

コグトレ 指先を使おう（わっか作り） 178

コグトレ 指先を使おう（色紙ちぎり） 180

コグトレ 指先を使おう（ボール積み） 182

コグトレ 集中しよう（おちたおちた） 184

コグトレ 集中しよう（船長さんの命令で） 186

コグトレ 動きを伝えよう（真似をしよう） 188

コグトレ 動きを伝えよう（相手に伝えよう） 190

解答編

「見る力をつけよう」???　解答 192

「集中力をつけよう」???　解答 196

著者略歴 200



宮口　幸治［ミヤグチ コウジ］
立命館大学産業社会学部・応用人間科学研究科教授。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。神戸大学医学部附属病院精神神経科、大阪府立精神医療センター・松心園などを勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。医学博士、臨床心理士。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「コグトレ研究会」を主催し、全国で教員向けに研修を行っている。著書に、『教室の「困っている子ども」を支える７つの手がかり』『性の問題行動をもつ子どものためのワークブック』（以上、明石書店）『不器用な子どもたちへの認知作業トレーニング』『コグトレ みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング』（以上、三輪書店）等。（2016年9月現在）

内容説明

学習の土台をつくる。社会性を高める。身体の使い方を学ぶ。コピーして使えるワークシート＆トレーニング１２２題・全１５７回。クラス全体でも、個別指導でも使える！一年間の使用計画例つき！

目次

理論編　困っている子どもの背景と特徴（困っている子どもの背景；困っている子どもの特徴）
支援編　教室で使えるコグトレ（注意力をつけるトレーニング；感情をうまくコントロールできるトレーニング；危険なことを察知するトレーニング；人との接し方を学べるトレーニング；問題をうまく解決できるトレーニング；身体をうまく使うトレーニング）
解答編（見る力をつけよう；集中力をつけよう）

著者等紹介

宮口幸治［ミヤグチコウジ］
立命館大学産業社会学部・応用人間科学研究科教授。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。神戸大学医学部附属病院精神神経科、大阪府立精神医療センター・松心園などを勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、２０１６年より現職。医学博士、臨床心理士。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「コグトレ研究会」を主催し、全国で教員向けに研修を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[イスタ]

宮口さんの本は2冊読了済。認知機能のトレーニングを目的としたコグトレ本。うちの娘は聞く力と短期記憶が弱いので、家でもトレーニングできたら。最初とポン、最後とポン何が1番？何が何番？注意力をつけるトレーニングは良さそう。私も聞く力と記憶力が弱いので、きっと苦手な気がする。これは私譲りだったのかも…。

2020/12/26

[ひろゴン]

「ケーキの切れない非行少年たち」を読み、実際に子ども達に実践してみたくなり即購入。理論は一緒なので、早速使ってみようと思います。

2020/12/30

[さおり]

こちらもコグトレ。理論編と支援編に分かれていて、理論編の「困っている子どもの背景と特徴」が丁寧に書かれていて良かった(とはいえ、「ケーキの切れない」に出てきたことそのままってところも多かった)。いちばん知りたかったのは、ひとつのトレーニングをどのくらいの頻度でどのくらいの回数すると効果的なのかってことなんだけど、「年間の使用計画例」とか見ても、あんまり、、、。結局、やってみながら自分で考えろってことなのでしょう。そりゃそうだよね。正解があれば苦労せんのだよ、何事も。

2022/08/07

[SIN ＥＩＭ]

【小1には難。中1には簡単すぎ】ケーキの切れない非行少年たちに掲載されていたコグトレ（認知機能強化トレーニング）の実践編。現場で使える優れた教材。網羅的だが、小1には難しすぎ、中1には簡単すぎ、小3，4には使いやすい。この欠点は2016年のことであり、2020年ごろには学年ごとに適切な教材が準備され、まだまだ増えている。現場にとってありがたい。が一般的にこれを読み就学以前の迷路やクイズの絵本と似ているためがっかりする人も多い。冒頭の計画や理論は、「自立活動」をもとに指導計画を作るときに役立つ文言がある。

2025/01/02

[kei]

コグトレとは認知面を伸ばすトレーニングであり、①社会面・・認知ソーシャルトレーニング（Cognitive Social Training：COGST)②学習面・・認知機能強化トレーニング（Cognitive Enhancement Trainig：COGET)③身体面・・認知作業トレーニング（Cognitive Occupational Training：COGOT)から成るということです。小学生３年～向けかな？「同じ絵を見つけよう」という課題から始まります。けっこう難しかった…。

2017/06/27