内容説明
主人公ではないけれど、その近くにいて作品をドラマチックにする、物語の「脇役」。実は、「登場人物同士の関係」「主人公の心情の変化」など、国語で教えたい内容を、脇役を通して読むことで、よりよく迫ることができるのです。気持ちを5段階のスケーリングで表現させる、直接書かれていない脇役の会話を考えて演じる、脇役の行動がなかったらどうなったかを想像させる…脇役から広げ、誰もが考えたくなる・答えたくなる「しかける発問」で、楽しく思考の深まる授業にチャレンジ!
目次
第1章 「脇役」に光を当てた文学の授業(映画「幸福の黄色いハンカチ」から学んだ脇役の存在;教科書教材における脇役たち―「たぬきの糸車」の場合;「きつねのおきゃくさま」の脇役の存在―「教師用指導書」と「脇役発問」との比較研究;結語に代えて―「脇役発問」は子どもの新たな読みを引き出す)
第2章 「脇役」で全員が考えたくなる!しかける発問36(おおきなかぶ;どうぞのいす;ずうっと、ずっと、大すきだよ;お手紙;かさこじぞう;アレクサンダとぜんまいねずみ ほか)
著者等紹介
長崎伸仁[ナガサキノブヒト]
創価大学大学院教職研究科教授。兵庫教育大学大学院修士課程修了。大阪府公立小学校教諭、大阪府教育委員会指導主事兼社会教育主事、大阪府公立小学校教頭、山口大学教育学部助教授、同教授、同附属光小学校長、創価大学教育学部教授を歴任して現職。国語教育探究の会代表、全国大学国語教育学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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