目次
第1部 授業を変える―新しい読書指導の理論(読書指導で子どもは変わる―学習した子どもの声から;これまでの読書指導に足りなかったもの;「読書生活」とは何か;今、求められる“読書生活デザイン力”という考え方;平成二十年版「学習指導要領」における読書指導との関連;全国学力・学習状況調査に見る読書指導の方向性)
第2部 子どもが変わる―実践を通して得たもの(学校全体で取り組み可能な読書指導;国語科で取り組む読書指導)
著者等紹介
杉本直美[スギモトナオミ]
文部科学省国立教育政策研究所学力調査官・教育課程調査官。1966年、神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。川崎市立中学校教諭を経て、現職。平成20年版中学校学習指導要領解説国語編作成協力者。全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、日本読書学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ようこ
2
読書を個人的な経験と位置付けるのではなく、表現したり、他者と共有するためのものとして考えるているのが素晴らしい。実践として見習いたいところはたくさんあるが、少し自分の中でこの本を寝かせて、見習いたいエッセンスの大切なところを生かせればと感じた。2011/10/14
きくまる
0
講習に先立って再読。中学校の先生の実践記録。ただ本を読んだ、面白かった、他に面白い本ない?で終わるのではなくて、自分で読書生活を構築し、『自らの目的や必要に応じて本を手に取り、そこにある情報を適切に活用し、自己の成長に役立てることができる』『自立した読み手』(P.15より引用)を育てることを目的とする。学校で本屋と組んで、ポップを中学生に書かせた実践がすばらしい。ネット検索、本屋、図書館、多の人の情報など、様々な情報入手方法がある現在、読書生活デザインは、これから非常に必要な実践だと思った。2011/09/23