内容説明
本書の特徴は、カウンセリングの考えを生かし、学級経営の基本的な考え方や指導のあり方について、実践に役立つ理論を明確にかつわかりやすく示している。四月から三月までの一年間の学級経営で取り組む活動や仕事のねらい、内容、進め方等が、具体例に基づいて月別に明らかにされている。気になる子どもの事例について、さまざまなテーマを取り上げて、的確な指導と対応についてわかりやすく示されている。
目次
第1章 学級経営の基本と学級カウンセリング「概論」(学級経営の基本と学級担任の役割;学校週五日制時代の学級経営;子どもの発達と学級集団への適応;子ども理解と学級カウンセリング;学級の諸問題への取り組み;学級担任のカウンセリング研修)
第2章 学級経営カレンダー「実践プラン」
第3章 気になる子どもの事例と指導「Q&A」(学習指導;対人関係;生活習慣;性格特性;社会適応;生き方)
著者等紹介
中野目直明[ナカノメナオアキ]
1928年福島県生まれ。東北大学卒業。東京都立教育研究所主任指導主事、中学校長、都立高等学校長、長岡技術科学大学教授、創価大学教授を経て、現在創価大学客員教授。前日本特別活動学会副会長、常任理事。研究内容は、学校経営学、教育情報学、社会科教育、特別活動と生活指導等である
有村久春[アリムラヒサハル]
1948年鹿児島県生まれ。都留文科大学卒業。青梅市及び東京都教育委員会指導主事、青梅市教育委員会指導室長、東京都三鷹市立第一小学校長を経て、現在、昭和女子大学助教授。教育相談研究、特別活動研究、生徒指導研究等を担当。この間、文部省のいじめ問題に関する調査委員、学習指導要領(特別活動)の改訂委員などを歴任。学校心理士(日本教育心理学会認定)、日本特別活動学会常任理事
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