内容説明
本書は、評価というゴールを見据えて総合的な学習に取り組んできた仙台市立東二番丁小学校の実践から、評価の実際を明らかにする。まず、子どもに育みたい力を４観点９要因に分け、年間カリキュラム計画に位置づける。この評価計画に基づき、ワークシートを活用して、子どもの成長を見取っていく。こうした評価活動は、同時に保護者への説明責任を果たすことにもなる。詳細な年間カリキュラムと、実際の子どもの成長がみえる具体事例で、身につく総合的な学習を提案する。
目次
１ 総合的な学習の授業改善と評価の実際―仙台市立東二番丁小学校の研究から学ぶ（指導要録の改訂の経緯と基本方針；総合的な学習のねらいと評価；評価から授業を改善する具体的な方策―「評価と指導の一体化」 ほか）
２ 評価から考える「総合的な学習」のつくり方（カリキュラム編成の方法；評価の考え方と進め方）
３ 評価を変える 子どもが育つ（第３学年・大すき仙台、たいせつな町―みんなでめざそう、仙台はかせ！（地域）
第４学年・地球はみんなのたからもの（国際理解）
第５学年・みんなのため子孫のため未来のため（社会貢献） ほか）
著者等紹介
小川哲男［オガワテツオ］
昭和女子大学短期大学部助教授
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