内容説明
『基礎・基本観の転換』をどう図るか。それが、学校の、教師一人一人の直面している緊急かつ最大な課題。香川県小学校社会科教育研究会では、「授業を変える・子どもを変える」着実な研究を積み重ね、この難題を解決する明日への扉を開いた。それが、本書の内容である「定着」と「発展」の社会科学習であり、楽しく「できる」から「分かる」授業の創造である。本書は、香社研が総力を結集した実践者のための研究書であり、21世紀の社会科授業づくりの指針となる絶好の手引き書である。
目次
1章 学習指導要領による「定着学習」とそれを超える「発展学習」を自己確立を目指す人間づくりから構想する(本書編集の背景と意図;「自己確立を目指す人間づくり」の構想―本書内容の骨子)
2章 楽しく学びつつ基礎・基本の確実な「定着学習」とその「発展学習」を創る(楽しく分かり基礎・基本の「定着」と「発展」を図る社会科学習の構想;基礎・基本の内容・評価規準と教材 ほか)
3章 指導と評価の統一による個の育ちを促す教育技術を探究する(形成過程における自己評価;形成過程における評価のモデル ほか)
4章 「定着学習」と「発展学習」で自己評価力を育てる実践(第3学年・単元名「まちをたんけんして人々のくらしをさぐろう」;第3学年・単元名「学校のまわりのお店の仕事」 ほか)
5章 子供の自己確立を目指す自主・自律の学校づくり(「生きる力」の育成を目指す学校像;自主性・自律性の確立と学校づくり ほか)
著者等紹介
高野尚好[コウヤナオヨシ]
帝京大学教授
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