内容説明
本書は、新しい学習指導要領の目標の実現を目指す学習指導の在り方をめぐって、1章では、日々の指導をデザインする指導計画の作成の考え方を示し、それによって新しい学習指導要領をもとにした学習指導改善のポイントや内容の取り扱いについて述べている。2章では、学習指導要領に示す基礎・基本の意味を確認し、子供たちの資質や能力をどのように育成するかを事例を通して紹介する。3章では、図画工作科で育成を図る資質や能力を、各学年の「材料などをもとにした楽しい造形活動」のねらいと学習指導の展開の例を通して紹介する。4章は、子供たちが、もてる力をその時・その場の状況に応じて主体的、創造的に働かせる学習活動の姿を追って、望ましい学習指導の在り方を紹介する。5章では、これまでも繰り返し指摘され、そのために様々な実践が行われてきた個に応じた学習指導の在り方についてどのように充実させるかを述べる。6章では、1章から5章までの考え方と学習指導をどのように実現したか、学習指導のさらなる改善・工夫に生かす評価を考える。信頼される評価や共有できる評価を目指し、評価の考え方や評価規準、評価方法の事例を紹介する。
目次
第1章 指導計画の作成と学習指導の改善
第2章 学習指導要領に示す基礎・基本と学習指導の工夫
第3章 自ら学び自ら考え、よりよく問題を解決する学習指導
第4章 主体的な学習を進める教材の工夫と開発
第5章 個に応じた学習指導の充実
第6章 指導に生きる評価の考え方と実践
著者等紹介
板良敷敏[イタラシキサトシ]
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官
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