内容説明
授業の本質を徹底して授業の実際そのものに基づいて凝視する。子どもたちが活動している姿を根拠にしながら、授業にかかわる様々な問題を提示し、1万数千時間におよぶ授業に裏打ちされた子どものいっぱいいる授業論を展開する。授業の技術とそれを支えるきめ細かな目は重厚にしてわかりやすい。正木孝昌の算数授業34年の集大成。
目次
序章 それぞれの現実―私の授業論の根底にあるもの
第1章 算数の授業と子どもたち―算数の授業で何をねらうか(授業とは;しなやかな子どもたちと授業 ほか)
第2章 授業における教師の役割(授業における教師の役割;子どもたちの言葉を大切にすること ほか)
第3章 基礎、基本と授業(基礎、基本と授業;授業の条件と基礎、基本 ほか)
第4章 授業の技術とそれを支えるもの(授業の技術を考える;問題文の中に□を効果的に使う ほか)