内容説明
本書では、新しい算数授業に向けて、研究に取り上げてきた実践をもとにしながら、次のような構成で考えを述べるものである。第1部では、「自ら学び、自ら考える力を育成する」ために、及び「ゆとりある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図る」ために、基礎・基本の学習(コア)を徹底することが不可欠であると考え、そのための指導のあり方を探る。第2部では、「個性を生かす教育を充実する」ためには、算数科における個性を生かす、課題選択(オプション)の指導のあり方を提案することにする。なお、第2部の補足として、個性を生かし、一人一人のよさを伸ばすための指導法の工夫ということで、ティーム・ティーチングやディベイト・フォーラムなどの実践事例を紹介する。
目次
第1部 問題解決学習を通して徹底する基礎・基本(コア)の指導(基礎・基本(コア)を徹底する問題解決学習の設計
重点化して関連づけを図る基礎・基本(コア)
これからの計算学習の基礎・基本(コア)
実践例)
第2部 個性を生かす課題選択(オプション)の指導(個性を生かす授業;課題選択(オプション)を取り入れた授業の設計
実践例
一人一人を大切にするティーム・ティーチング
子どものよさを引き出すディベイト・フォーラム)
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