内容説明
本書は、「陸軍省日誌」(内閣文庫本85冊)の縮写影印である。本日誌が刊行された明治5年から15年は、明治新政府が国家体制を確立してゆく時期であり、近代軍制草創期の逐一を語る資料である。本書には、明治5年(36号)と、明治6年(64号)とを収めた。5月2月に、これまで存した兵部省(明治2年軍務官を官制改定)を廃して陸軍省・海軍省を分立し、次第に組織をかためて行く過程が、任免、達などで知られる。6年1月には懲兵令の制定公布が行われている。
本書は、「陸軍省日誌」(内閣文庫本85冊)の縮写影印である。本日誌が刊行された明治5年から15年は、明治新政府が国家体制を確立してゆく時期であり、近代軍制草創期の逐一を語る資料である。本書には、明治5年(36号)と、明治6年(64号)とを収めた。5月2月に、これまで存した兵部省(明治2年軍務官を官制改定)を廃して陸軍省・海軍省を分立し、次第に組織をかためて行く過程が、任免、達などで知られる。6年1月には懲兵令の制定公布が行われている。