出版社内容情報
本書は、軍事史家・戦略研究家である著者が、近代史において大きな影響力をもった五名の国家指導者を取り上げ、第二次世界大戦におけるそれぞれの「戦略」がどのように生まれ、実行されたかを分析する作品です。著者は「戦略を理解したかったら、戦略家を理解しなければならない」との考えのもと、生い立ちや性格、心理、実戦経験などに焦点をあてて、人類史上最悪といわれる大戦へ突入し戦い抜く一連の流れをドラマチックかつ新たな切り口で鮮やかに描き出します。上巻では、5人の生い立ちや戦争経験(ボーア戦争や第一次世界大戦など)が彼らの戦略形成にどのような影響を与えたかについて詳説します。下巻では、第二次世界大戦において実際に彼らが戦略をどのように用い、その結果何がもたらされたか、さらにはそれが戦後世界にどのような影響を与えたかが描かれます。本書から導き出されるのは、第二次世界大戦における戦略が極めて個人的で独自性の強いものであったことで、現在ウクライナやパレスチナでの戦闘がどのようにして始まり、続いているかを理解するうえで欠かせない重要な視点を与えてくれます。軍事史ファン、歴史愛好家のみならず国際政治や世界情勢に関心を持つ人にも強く薦めたい作品です。解説に、防衛研究所戦史研究センター主任研究官・石津朋之氏。口絵12ページ。
【目次】
はじめに――戦略、戦争、人格
第1章 ウィンストン・チャーチル――帝国主義的戦略家の誕生
第2章 ヨシフ・スターリン――イデオロギー戦略家の誕生
第3章 フランクリン・ローズヴェルト――若き海の戦略家
第4章 ベニート・ムッソリーニ――民族主義戦略家の誕生
第5章 アドルフ・ヒトラー――芸術と戦争
第6章 ウィンストン・チャーチル――戦略的抑制の習得
第7章 ヨシフ・スターリンと実行可能な戦略
第8章 フランクリン・ローズヴェルトと戦略的内政
第9章 ベニート・ムッソリーニと戦略としてのはったり
第10章 アドルフ・ヒトラー――勝利と敗北
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- ソン・トレス/トボガン



