出版社内容情報
見開き2ページ読んだだけで豊かな読後感と名著の知識を得られる。歴史、文学、政治哲学、経済、人生論、思想、日本文化など幅広いジャンルの作品を網羅(180冊)。古典作品や哲学書を読破するのはハードルが高くてたやすくはありません。本書を入り口として作品の魅力に触れ、日本と世界の名著名作をみずから読むきっかけにもなる。学生から新社会人まで幅広くおすすめできる、齋藤孝さん渾身の一冊。調べ物学習にもおすすめ。
内容説明
歴史、経済、宗教、哲学、科学、芸術、文学、君たちの前には、二つの人生があります。読書をする人生と、しない人生。知性と教養に溢れた人生を歩むための180冊です。
目次
世界史
日本史
経済・社会
自伝
宗教
人生論
思想・哲学
科学・心理
日本文化・日本人論
文化・芸術・芸能
ノンフィクション
世界の古典文学
世界の近現代文学
日本の古典文学
日本の近現代文学
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニョンブーチョッパー
6
★★★☆☆ 若い人がこの本をとっかかりにして、面白い本への入口になると良さそう。もちろん、大人にとってもそれは言えそう。私にとってピンときた本は、気になっていて未読の『ホーキング、宇宙と人間を語る』。『The Catcher in the Rye』は日本語に直訳すると「ライ麦畑の捕まえ手」になるっていう点は気づいてなかった(センスが抜群)。2024/03/07
turtle
5
「高校生からの」とありますが、実に本格的な読書案内でした。 齋藤先生がすすめる全180冊は古くは『史記』『饗宴』あたりから新しくは『1Q84』まで古今東西の歴史、偉人、宗教、哲学、科学、文化、古典、近現代文学まで網羅し、作品、著者に関するひと口解説とその作品のさわりなど、よくぞここまでまとめきった、と読んでいて感動を覚える内容です。 タイトルは知っていても読んだことのない本のオンパレードで、大いに読書欲が掻き立てられます。今年はちょっと硬派な読書をしてみたい、そんな気持ちにさせてくれる本でした。2023/01/29
ツナ
2
著者が読者に出会ってほしい本15ジャンル・180冊。見開きで一冊づつ紹介。内容をわかりやすく説明してくれているので、自分に合った書を選びやすくなっていると思います。2022年末に刊行された本書。高校教育の変革により学ぶチャンスを失った高校生に向けての本、とおわりに書かれておりました。対象者は高校生を含めて幅広く、学ぶ人すべてだと私は感じました。古典かそれに近い書籍ばかりだと思いますので、図書館を利用して読むこともできるかもしれません。著者のように”マイ古典”を人に伝えられるような読書家に私もなってみたい。2023/07/17
kzm
1
読みたくなる本が沢山ある2023/05/25
らいらい
0
齋藤先生おすすめの書籍179冊が紹介されている。各書籍の中の印象的なフレーズに加えておすすめポイントと関連する知識や背景を整理してくれているので、おっこれは読んでみようと思える書籍とたくさん出会える。本のラインナップははやりものではなく、聞いたことはあるけどすすめられないと手を着けなさそうなものが多め。2024/01/12