出版社内容情報
秀吉が攻めて来た。本当に攻めて来てしまった……
天正10年代(1583?1591)、全国各地の戦国大名たちの中には、「秀吉恐るるに足らず」と息巻いている者もいれば、「いつ攻め込まれるのか」と戦々恐々としている者もいた。そして秀吉は、直接襲いかかる相手と外交で屈服させる相手を使い分けていた。本書は、秀吉との戦いに敗れて滅亡した者、戦いには敗れたが家を守り切った者、戦わずして臣従した者などに焦点を当て、「外交」をキーワードに、それぞれの大名家との交渉過程を丁寧に描いた意欲作。
内容説明
ある者は戦わずして屈服し、ある者は戦いに敗れて臣従し、ある者は戦って命を落とした。“外交”交渉を切り口にして、秀吉の天下統一過程を明らかにする。
目次
第1章 清須会議後の羽柴秀吉と柴田勝家
第2章 秀吉の天下人への台頭と織田家の臣従
第3章 秀吉軍、四国に襲来す―秀吉の四国平定戦と長宗我部元親
第4章 豊臣政権下における真田昌幸―豊臣・徳川間における巧みな交渉術
第5章 上杉景勝と豊臣政権
第6章 徳川家康はいかにして秀吉に臣従したのか―織田大名から豊臣大名へ
第7章 島津氏はなぜ秀吉と戦ったのか
第8章 毛利輝元と羽柴秀吉―中国国分の様相をめぐって
第9章 小田原参陣までの伊達政宗
第10章 豊臣政権と北条氏政・氏直
著者等紹介
渡邊大門[ワタナベダイモン]
1967年神奈川県生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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