孤独の歴史

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孤独の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 432p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784490210538
  • NDC分類 209.5
  • Cコード C0022

出版社内容情報

人類は長年にわたって、孤独と共存してきた。本書では18世紀から現代にわたって、歴史上どのように人々が孤独と向き合ってきたか、文学、歴史、社会の観点から幅広く事例を紹介している。社交から離れひとり身を置く時間をつくることで、作家は創作のインスピレーションを得た。また孤独は切手の収集、手芸、ガーデニング、喫煙、田園散策など、ひとりで楽しめる数多くの娯楽の流行をもたらし、それは現代まで生き続けている。一方で孤独は精神疾患の原因や反社会的行動につながりかねないとされたりするなど、否定的な評価を受けることもあった。修道院や刑務所の独房など長期間強いられる孤独が心に与える打撃についても言及する。今の時代はスマートフォンの普及によりひとりの状態にありながらも、社会と交流できるようになっており、それに伴い現代ならではの新たな孤独の問題も生まれている。本書で扱うさまざまな事例はイギリスが中心ではあるが、テーマ性は国や時代を超えた普遍性を帯びている。とりわけ今の時代はコロナ禍によりソーシャルディスタンスやテレワークが推奨され、望もうと望むまいと、多くの人が孤独と向き合わざるを得なくなっている。幅広い観点で人類が孤独をどうとらえてきたかを描いた本書は、大きな今日性を有し、読み手に多くの示唆を与えてくれる。「ソーシャル・ディスタンス」という言葉が時代を定義するキーワードのひとつとなっている状況において、今、もっとも読むべき価値のある注目の書。

内容説明

「孤独」は安らぎを与えるのか、精神の危機へとつながるのか。相反するふたつの側面を抱えるこの概念を文学、社会、歴史的視座から考察する話題の書!

目次

序章 孤独を考える
第1章 孤独よ、汝とともに歩かん
第2章 一九世紀に家でひとり過ごすこと
第3章 祈り、修道院、監獄
第4章 二〇世紀の孤独と余暇
第5章 霊的なものの復興
第6章 「孤立の流行病」を再考する
終章 デジタル時代の孤独

著者等紹介

ヴィンセント,デイヴィド[ヴィンセント,デイヴィド] [Vincent,David]
オープン大学名誉教授、元副学長代理。イギリスおよびヨーロッパの近代史について幅広く執筆しており、1800年以降の労働者階級の自叙伝、読み書き能力と大衆文化、マス・リテラシーの台頭、秘密主義の文化、プライバシーとそのジレンマなどについての多くの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jackbdc

11
18世紀西洋キリスト教時代ツィンマーマンにより書かれた”solitude”に関する論考を補助線に、現代に至るまでの孤独についての個人及び社会の捉らえ方を追いかける。テーマに関心はあるのだが著者の著述スタイルは苦手で正直きつかった。叙述的な文書に親しめる人、近代西洋文化のリテラシーがある人ならば6,500円の価格に満足できるのかもしれない。個人的には、近代以降の”孤独(と社会)”という生権力的な展開の薄気味悪い感じにも興味があるが、生物史や人類史レベルで”孤独(と個人)”の歴史を大掴みしたいと思った。2022/03/29

たまぞう

1
本書は19世紀から現代までの200年ほどのイギリスを対象に、人びとがひとりでいるときにどのように過ごしていたのかについて、通勤や散歩、クロスワード、独房監禁、釣りなど種々雑多な営みを切り口に探っている。個々の話は興味深いものの、それらの営みをするなかで人びとがみずからの孤独をどう感じていたのかがあまり明解には描かれず、読みにくかった。また、ありふれた孤独(トイレ)や究極の孤独(自殺)など、言及のない孤独も多い。ひとりきりの自分という誰しも身に覚えのあるテーマだけに、もう一歩ふみこんだ分析が読みたかった。2024/06/14

拡がる読書会@大阪

0
孤独が持つ意味とその変遷を歴史的な視点から探求した一冊です。 産業革命後に都市に人が密集したものの、むしろ孤独を感じる人が増え、近代には孤独は社会的問題という見え方も強まっていきます。 「孤独=寂しさ」「社会からの疎外」といったネガティブなイメージが強調されがちですが、本書では 「孤独が人間にとってどのような価値を持ち、どのように活用されてきたのか?」 を考察しています。 https://note.com/sharebookworld/n/necc4a341560d2025/03/09

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