内容説明
シチリアのコーザ・ノストラ、ンドランゲタ、カモッラ、米国のコーザ・ノストラ、三合会、暴力団、ロシアのマフィア―世界の主だった犯罪組織について、膨大なデータを用いて組織研究の視座から体系的に分析した画期的な研究書。
目次
第1章 マフィアはどのような組織か?
第2章 組織構造
第3章 組織の秩序
第4章 組織秩序と暴力の使用
第5章 マフィアのルール
第6章 マフィアの組織としてのジレンマ
著者等紹介
カティーノ,マウリツィオ[カティーノ,マウリツィオ] [Catino,Maurizio]
ミラノ=ビコッカ大学組織社会学教授、ニューヨーク大学社会学科客員研究員。専門は組織社会学。組織の暗黒面や人的ミスと組織の失敗、マフィアと犯罪組織についての論文や著書多数。組織におけるスケープゴートと罪を負わせる文化の問題についても執筆している
土屋晶子[ツチヤアキコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
7
図書館にて。マフィア研究ってはノンフィクが多いのだが、本書は社会学的な組織研究報告書である。組織研究っては企業組織ばっかで、犯罪組織、特にマフィア型犯罪組織に至ってはないそうな▲犯罪組織とマフィア型の違いは、後者は違法マーケットの独占支配を目論み、活動テリトリーを統御しようとすること。組織間抗争をやるということ/原則として、正体を明かさないため、紛争解決に直接法に頼らない。ので、「保護」という強請りを行ったり、となる2025/02/10
ヨシツネ
0
暴力団の実態に関してはこの本を読んだ限りではチェンソーマンが大体あってた 灼眼のシャナでアウトローと仮装舞踏会という組織が出てきたがよく秘密の管理ができたよねだった。まあ捕虜が取れないからお互いは難しいか。ただ大戦だと実は真面目に仮装舞踏会士気崩壊の危機だったんだろうなあ アウトローはどういう上位機関調整だったのかわからないがクランベースの集合体だったならあの脆さも本書に書いてある通りだし本部機能移転が済んでたら完全に統制が消えていたのでは。リボーンにもあるボスの中のボスは現実には求められないはそれはそう2021/08/08