内容説明
日本におけるフィクションの出発点であり、最古の生死論である『竹取物語』は、現代までどのように受け継がれてきたのか?人間とは何か、なぜ人間は死ぬのか、それを「心」と「美」を通して描いた『竹取物語』は、現代人の心にこそ必要な物語である。
目次
序章 『竹取物語』について
第1章 『竹取物語』の内容―日本最古の生死論
第2章 『竹取物語』の表現―フィクションの誕生
第3章 中古・中世の受容―文字テクストの中の『竹取物語』
第4章 近世の受容―奈良絵本・絵巻の『竹取物語』
第5章 現代の受容―『竹取物語』から「かぐや姫」へ
終章
著者等紹介
斉藤みか[サイトウミカ]
1985年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、同大学院アーツ・サイエンス研究科修了。博士(学術)。専攻は日本文学。現在、国際基督教大学アジア文化研究所研究員。東京経済大学、明治学院大学、国際基督教大学で非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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