内容説明
アメリカで何が起こっているのか?どこへ向かおうとしているのか?時事的なテーマからこの国を読み解く「決定版」。
目次
第1章 大統領に翻弄されるアメリカ
第2章 宗教に翻弄されるアメリカ
第3章 多民族国家アメリカ
第4章 自由と暴力の国アメリカ
第5章 「合衆国」としてのアメリカ
第6章 選挙大国アメリカ
第7章 二大政党の国アメリカ
第8章 メディア大国アメリカ
第9章 格差と分断のアメリカ
著者等紹介
西山隆行[ニシヤマタカユキ]
1975年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。甲南大学法学部教授を経て、成蹊大学法学部教授。専門は比較政治・アメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Salsaru
7
長らく積読していた本。基礎的な構造と2019年ごろのアメリカを理解するのに良し。2023/03/19
みっふぃー
2
非常にわかりやすかった。しばらくしたら再読したい。 p.165 福祉への支出が増えると、通貨を発行できない州政府は税金を上げるより他なくなる。それは高額納税者や富裕層が他地域へ逃げていく誘因となる。反面、これを回避するために、州や地方政府は福祉の水準を徹底的に切り下げて貧しい人々を他の地域へ移動させようとする可能性も秘めている。 アメリカは福祉の水準が低いと言われたりするが、これも連邦制が関わっているがゆえ、ということになるだろう。 2024/09/30
numainu
1
評価A2021/10/25
たね
1
新型コロナの流行で格差や分断が目に見える形で現れた今こそ読まれる本だと感じた。様々な論点を網羅し、高校の政治経済の知識が少しあれば問題なく読める本でここまでわかりやすいアメリカ政治の本があるのかと少し感動した。日本との比較も多いので違いを見据えつつ、共通の問題を考えるなどいろんな観点から読める本だと思った。2020/10/05
つ
0
現代アメリカ政治における重要な論点を一般の読者向けにかなりわかりやすくまとめ、争点を取り巻く構造的な問題を指摘している。2020/07/27