出版社内容情報
ものづくり文化の魅力をたどってさまざまな職業を訪ね歩く。ドイツ職人の歴史・由来・変化そして現代の姿を紹介する珠玉のエッセイドイツ文学者でエッセイストの池内紀さんが、ドイツのさまざまな地域の職人を訪ね歩き、話に耳を傾け、その職業の特徴や魅力、歴史背景、いまの社会での役割などを紹介したエッセイ集。
ここにあげられる職業は、すべて今も、そのまま、あるいはかたちを変えるなどして残っているものばかり。「時計師」「ビールづくり」「古書店」「活版師」などといった、ドイツの社会・文化史を色濃く反映する職業が並んでいます。すべてに1点以上の写真または図版を入れ、ひとつひとつ読み進めながらその時代、その地を実際にめぐっているかのような追体験ができる、読み手にとってエッセイならではの良さを味わえる一冊。
第1章 町の早耳
理髪師/時計師/眼鏡師/高級小間物商/靴匠/粉ひき
第2章 神様の贈り物
ビールづくり/ワインづくり/精肉業/古書肆/書店/活版師/坑夫
第3章 天までとどけ
石工/錫師/彫刻師/蹄鉄師/皮革業/棟梁/オルガン奏き/鐘師
第4章 けむりの行方
タバコ商/金貸し/公証人/弁護士/かつら師
第5章 喉をからして
香具師/狩人/船乗り/道化師
終章 ごきげんよう
薬屋/リュートつくり/紋章師/風呂屋/とむらい屋
池内 紀[イケウチ オサム]
著・文・その他
内容説明
ものづくり文化の魅力をたどってさまざまな職業を訪ね歩く。眼鏡師、書店、ビールづくり、タバコ商からかつら師、船乗り、とむらい屋まで―。ドイツ職人の歴史・由来・変化そして現代の姿を紹介する珠玉の35のエッセイ。
目次
第1章 町の早耳
第2章 神様の贈り物
第3章 天までとどけ
第4章 けむりの行方
第5章 喉をからして
終章 ごきげんよう
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。『ゲーテさんこんばんは』で桑原武夫学芸賞、『海山のあいだ』で講談社エッセイ賞、『恩地孝四郎―一つの伝記』で読売文学賞を受賞。訳書『カフカ小説全集』で日本翻訳文化賞、ゲーテ『ファウスト』で毎日出版文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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