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出版社内容情報
近年、定着した博物館のハンズ・オン展示。学芸員課程の新設「博物館教育論」にも役立つ、ありそうでなかった初めての理論書。
近年、定着した博物館のハンズ・オン展示。モノに触れた子供たちの自由な解釈を尊重するその手法に対し、著者は社会の正しい知識を教えるためにモノに意味を吹き込むことこそ博物館の役割だとして新しい博物館教育論を提唱。
内容説明
Hand’s Onを問いなおす。モノに触れた子供たちの自由な解釈を尊重しつつも、社会生活の正しい知識を教えるためにモノに意味を吹き込むことこそ博物館の役割である。博物館における教育のありかたを問う理論の書。
目次
第1部 博物館教育認識論(構成主義教育論の誤謬;知識の内・外論から関係論へ―G・ハインの構成主義知識論を超えて;博物館における知識論の問題)
第2部 博物館展示認識論(モノからコトへの展示と参加の論理―廣松渉の「モノ・コト論」とレイブ&ウエンガーの「正統的周辺参加論」から;パースのカテゴリー論からの展示論―せまる・ゆさぶる・意味づける;モノ展示再考―モノは語り得るか)
第3部 博物館教育各論(非概念的「体験の海」としての博物館の意味―歴史学習の知識論的読み解きによって;子ども博物館の成立史の意味―社会とつながる文化的実践への参加としての学びのために;キットとワークショップ教材の構成原理とその役割;博物館教育のこれから―正統的周辺参加論のその先へ)
著者等紹介
小笠原喜康[オガサワラヒロヤス]
1950年青森県八戸市生まれ。北海道教育大学釧路分校(現・北海道教育大学釧路校)卒業。東京都杉並区立堀之内小学校教員を経て、東京学芸大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院単位取得満期退学。金沢女子大学専任講師を経て日本大学文理学部。現在、日本大学文理学部教育学科教授。日本教材学会常任理事。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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