アメリカ・ハワイ日系社会の歴史と言語文化

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784490208993
  • NDC分類 334.45
  • Cコード C3081

出版社内容情報

南北アメリカ(ハワイ含む)の日系住民関係資料の発掘調査・研究。言語学・歴史学・移民研究など諸分野へ新たな知見を提供する。

現在、日系人の言語文化や日系人社会の実体について、日本語学をはじめ、歴史学、文化人類学、民俗学、移民研究など、学際的な研究が進められています。本書は、国立国語研究所「日本関連在外資料に関する調査研究」の成果をまとめた論集で、南北アメリカ(ハワイ含む)の関係機関における日系住民に関する資料の発掘調査を紹介、新たな知見を提供する基礎資料となるものです。

1章 「埋もれた資料」を発掘し,情報化する
2章 「埋もれた声」のデジタルアーカイブス化
3章 「埋もれた史料」の情報化
4章 「埋もれた声」にみる帰米二世の言語生活
5章 ハワイの日系/沖縄系社会にみられる日本語の特徴
6章 アメリカ日系社会の庭師の機関誌に見る生活史
7章 タクワン貿易の成立にみる日系人社会の言語文化
8章 雑誌「植民」植民問答 ?移住希望者のQ&A
9章 ハワイの日系人関連資料にみる活動史
10章 オーラルヒストリーからみた戦前戦中の活動史の再整理

内容説明

日系移民研究への新たな視点。移民資料をめぐる諸相を、言語学、歴史学、デジタルアーカイブス学、歴史社会学、博物館学など、多角的な視点で横断的に捉えた総合研究。

目次

序章 「日本語」から出発する移民史
第1章 19世紀末から終戦期にかけて活躍したJapanologistと日本語の役割
第2章 ハワイの日系/沖縄系社会にみられる日本語の特徴
第3章 労働者向け新聞『ハワイスター』の時代―太平洋戦争後のハワイにおける思想状況の断面
第4章 オーラルヒストリーからみた戦後の活動史の再整理―ハワイ日系人抑留者の戦時強制収容体験
第5章 偶然が生み出した執筆:日系アメリカ人をめぐるパブリックヒストリーとコレクションの25年
資料の現場から(「埋もれた声」のデジタルアーカイブ化;雑誌『植民』植民問答―移住希望者のQ&A)

著者等紹介

朝日祥之[アサヒヨシユキ]
1973年生まれ。名古屋市出身。国立国語研究所時空間変異研究系准教授。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。2004年より、国立国語研究所情報資料部門研究員、研究開発部門言語生活グループ研究員を経て、2009年10月より現職

原山浩介[ハラヤマコウスケ]
1972年生まれ。長野市出身。国立歴史民俗博物館准教授、総合研究大学院大学准教授。京都大学大学院農学研究科博士課程修了(生物資源経済学専攻)、博士(農学)。国立歴史民俗博物館助手、助教を経て2001年度より現職(日本現代史、社会運動)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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