内容説明
ネイション・ビルディングにおける博物館の役割。日本の中の琉球・沖縄のアイデンティティー。日本民族学の発展に大きな役割を果たした岡正雄。戦前・戦後の日本民族学史の軌跡をさぐる。
目次
第1部 岡正雄―民俗学・民族学と社会人類学(岡正雄―その人と業績;無理弥その他 ほか)
第2部 隣接諸科学からみた岡の学説(岡正雄と民族学博物館;日本民族起源論における考古学と岡正雄の乖離 ほか)
第3部 外国からみた日本民族学と岡正雄(「土俗学」から「民俗学」へ―日本人類学史に現れた学名の変遷と学問のアイデンティティー;日本とドイツ語圏における民族学の位置づけ―岡正雄から発想を得た相対的な観点 ほか)
第4部 日本民俗学、そして沖縄のアイデンティティー(旧東京教育大学における民俗学の研究と教育―史学方法論教室の誕生から終焉まで;沖縄県教育会附設郷土博物館の設立過程 ほか)
著者等紹介
クライナー,ヨーゼフ[クライナー,ヨーゼフ] [Kreiner,Josef]
1940年オーストリア・ウィーン市生まれ。現在、ドイツ・ボン大学名誉教授、法政大学特別教授。ウィーン大学・東京大学東洋文化研究所で民族学・先史学・日本学を専攻。ウィーン大学教授(1971~1977年)、ボン大学教授・日本文化研究所所長(1977~2008年)、ドイツ連邦政府ドイツ‐日本研究所初代所長(1988~1996年)などを経て現職。1962年以来、日本各地で民族学的フィールド・ワークに従事。最近はヨーロッパの博物館等で保管されている日本関係コレクションを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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