内容説明
付き合いにくい梅雨を楽しむための見方とは?不快を愛着に、不思議を納得に、知識を理解に変える旅へご案内します。
目次
プロローグ 梅雨とは、どのような季節でしょうか?
1 梅雨前線の立ち振る舞い―大学に入るまでずっと感じてきた苛立ちと疑問に少しずつ納得し始める物語
2 梅雨前線の姿―大学院時代にでかけた観測をきっかけにその姿を改めて見直していく物語
3 梅雨前線をめぐる出会い―研究員になって新たな興味に出合う物語
エピローグ あなたにとっての梅雨前線の正体とは、どのようなものでしょうか?
「その旅」をもっと深く味わうために
付録 本書で登場した観測機器
著者等紹介
茂木耕作[モテキコウサク]
1976年6月6日、京都府生まれ。1999年、北海道大学理学部地球惑星科学科を卒業。2001年に北海道大学大学院理学研究科修士課程を修了後、名古屋大学環境学研究科博士後期課程に進学。2004年に博士(理学)の学位を取得。2004年の1年間は、京都大学防災研究所研究員として陸面状態が積乱雲発達に及ぼす影響の研究に従事。2005年から海洋研究開発機構研究員として、「暖かく湿った南風」の故郷である熱帯西部太平洋上での対流についての研究に従事しながら、アジア全体の大気海洋観測がどうあるべきかを模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろただでござる
2
読みながらかつての授業を思い出した・・・擬人化は無かったですが。一定の状態に保っておけないから観測(測定)はきりがないように思う・・・MRIのように撮影(測定)できればなぁ・・・。梅雨前線と黒潮前線を縦断しながら観測した時系列図は金属の状態図を連想して似たような図になるんやなぁ・・・と。付図7、飛行機から飛び降りたら(パラシュートを付けて)正にあの表情になります。2014/06/08
かわのふゆき
2
このシリーズ、何冊か目を通しましたが、一番ぶっ飛んでます。特に付図の7。非常に親しみやすく人柄も伝わるのですが、雲や風を擬人化してるところなどは、サービスが行き過ぎて逆にまどろっこしく感じた部分も。意欲作には間違いないので、引き続きこういう本が増えてくれることを期待。2013/01/24
takao
1
読みやすいとはいえない。2018/09/26
Masa
1
うーん。強い思い入れは十分に伝わる。2014/07/12
ビリー
1
良い意味でゆる〜い。小難しくなりがちな科学読本でありながら、肩の力抜いたままで読めた。“身近な気象を面白く楽しくわかりやすく解説する”というシリーズのコンセプトにかなりマッチしていると思う。多少は難しい所もあるけど、各ページ100%理解しようとは思わずに読み進めるのが素人には吉かな。 さて、そろそろ梅雨入りの時期。キノコは増えてきて、花菖蒲も咲き始める季節。ジメジメムシムシは不快ではあるけど、旅行の際に植物の水やりの心配を減らしてくれるのも長雨の素敵な恩恵♪2014/05/27
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