円朝 牡丹燈籠―怪談噺の深淵をさぐる

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784490206784
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0095

内容説明

カラン、コロン、と駒下駄の音を響かせて姿を現すお露とお米の幽霊…。足がないとされている幽霊に駒下駄の音を響かせ、聴衆を戦慄させた『怪談牡丹燈籠』。作者三遊亭円朝は、どのようにしてこの作品を練り上げ、怪談噺の傑作に仕立て上げたのであろうか。原典となった中国明代の怪異小説、素材となった実際の殺人事件、作品の構成から背景・系譜・人物造形・作劇手法など綿密に考証し、作品の魅力に迫る。

目次

上 「怪談牡丹燈籠」を検証する(「怪談牡丹燈籠」と速記本;「怪談牡丹燈籠」の構造;テレコと綯い交ぜによる構成 ほか)
中 「怪談牡丹燈籠」の種本(二つの筋と登場人物;幽霊の足音;幽霊足跡考 ほか)
下 「怪談牡丹燈籠」の周辺(かさね伝説の系譜;芸能・文芸化される怪談;高座の円朝―怪談噺の終焉)

著者等紹介

石井明[イシイアキラ]
1936年横浜に生まれ、葛飾の柴又で育つ。出版社を定年退職の後、著述にいそしむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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狐狸窟彦兵衛

1
三遊亭円朝の牡丹燈籠の創作過程や、先行の作品などについて詳しく述べられていて大変興味深い本でした。中国の古典のほんあんとは知っていましたが、色々な人が「牡丹燈籠」手掛け、お芝居にもなっている流れがよく分かりました。2024/12/13

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