内容説明
公家や僧侶の書いた手紙を書き写しながら、くずし字を覚える筆跡法の勧め。頻出するくずし字は著者の筆書で変化の過程を平易に解説。筆で書かれた江戸時代の手紙を、すらすら読めるようになるための入門書。
目次
入門編(寛永の三筆、近衛信尹の手紙;豊臣秀長の家臣、稲垣俊次の手紙;正親町天皇皇子、誠仁親王の仮名手紙;青蓮院尊朝法親王が徳川家康に出した手紙;沢庵宗彭が柳生宗矩に宛てた手紙)
中級編(紫衣事件と江月宗玩の手紙;天正十八年の千利休の手紙二種;烏丸光広の手紙の写し;本多政重の手紙;東福門院和子の仮名手紙;会津八一の桜桃の礼状)
著者等紹介
増田孝[マスダタカシ]
昭和23年(1948)生まれ。同46年東京教育大学教育学部卒。日本書跡史学専攻。現在愛知文教大学教授。副学長。「手紙の会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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