内容説明
古代東国の在地社会の実相に迫る。遺物であり史料でもある出土文学資料。その精細な分析を通じて、また近年の目ざましい発掘成果に依拠しつつ、古代坂東諸国の在地村落社会の多様な在り方、信仰や精神生活などの深層を解明する注目の論文集。
目次
第1部 古代東国地域史試論(上野国内の東山道駅路;古代東国の牧と土地開発;平将門の王権;古代東国の集落と稲倉 ほか)
第2部 出土文字資料からみた在地村落社会(古代の題籖軸;古代の墨書・刻書の紡錘車―上野国域内出土資料の検討を中心に;群馬県群馬郡榛名町高浜広神遺跡出土の平安時代焼印について;墨書・刻書土器からみた古代の出雲地域―東国出土資料との比較から;東国集落遺跡出土人面墨書土器再考 ほか)
著者等紹介
高島英之[タカシマヒデユキ]
1963年東京都に生まれる。1989年青山学院大学大学院博士課程後期中退(日本史学専攻)。群馬県埋蔵文化財調査センター、群馬県教育委員会文化財保護課、群馬県立歴史博物館学芸員を経て、財団法人・群馬県埋蔵文化財調査事業団専門員。博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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