出版社内容情報
損害保険の分野、天候リスクマネージメントに利用されるアンサンブル予報の導入は、エネルギーの需要や農産物の生産予測を可能にした。,,,
内容説明
気象技術者のみならず農産物やエネルギーなどの生産や流通分野、自然災害などを対象とした損害保険分野、天候リスクマネジメント分野など中・長期的な天候変動の影響を受ける人々を対象に、現在、気象庁で行なわれている中・長期予報技術の全体像をできるだけ広くとらえ平易に紹介。中・長期予報におけるものの考え方のほか、アンサンブル予報の理論的バックボーンである大気の持つカオスおよび実際に運用中の週間・1か月・3か月アンサンブル予報技術に主眼を置き、合わせて新しいアンサンブル暖・寒候期予報およびその中で併用されている統計的手法などについても言及した。
目次
季節を彩る天候
長期予報におけるものの見方
気象の外的条件、現象の特徴とそれを支配する法則
数値予報技術
アンサンブル予報―中・長期予報の新しい考え方
1か月アンサンブル予報の枠組みとプロダクト
1ヶ月アンサンブル予報の実践ガイド
3か月予報
暖・寒候期予報、エルニーニョ予測
週間アンサンブル予報(中期予報)
中・長期予報の利用法
諸外国の長期予報
著者等紹介
古川武彦[フルカワタケヒコ]
1940年滋賀県に生まれる。1961年気象庁研修所高等部(現気象大学校)、1968年東京理科大学物理学科卒業。気象庁航空気象管理課長、同予報課長、札幌管区気象台長を経て、現在、(財)日本気象協会技師長。理学博士。専門は気象学、気象予報技術
酒井重典[サカイシゲノリ]
1943年長崎県佐世保市に生まれる。1964年気象大学校卒業。気象庁長期予報課予報官、鳥取・盛岡・新潟気象台長を経て、現在、東京電力(株)系統運用部気象担当部長。専門は長期予報
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