内容説明
歴史を無視した新市名は日本文化を滅ぼす。
目次
１ 新市名べからず集―この手法は歴史的伝統的地名の破壊である（都道府県名を市町村名に流用するな；旧国名は自治体名に流用できるか？ ほか）
２ こんな地名はもう無用―近代の合併政策が生んだ地名悪例一覧（参互折衷式（合成）地名―地名を合成するな！
郷名・郷域の誤比定―現在なら科学的・論理的検証は十分可能だ ほか）
３ 新市名選定マニュアル―歴史的伝統的地名継承のための要項（中心地名を継承するのが第一原則である；「地名公募」ははたして民主的か―埼玉県さいたま市の場合 ほか）
４ 特別区・行政区の区名総点検（区名も歴史的伝統的地名を継承すべし；昭和２２年「東京新１０区名」公募の問題点 ほか）
著者等紹介
楠原佑介［クスハラユウスケ］
昭和１６年（１９４１）岡山県に生まれる。昭和４１年（１９６６）京都大学文学部史学科（地理学専攻）卒業。出版社勤務ののちフリーライターに転じ、旅行・公害問題・地名保存問題・地名研究などの分野で取材・執筆・評論活動を行う。現在、地名情報資料室主宰
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