内容説明
庭の始まりとされる神仙蓬莱庭園はどうして発生し、何故にそれが鶴亀庭園なのか。須弥山とは何で、それがどのように庭に作られたのか。禅の庭の主流となっている龍門瀑は何故に禅庭の主題となったか。庭に橋を架けるのは何故か。反橋や石橋は何を意味しているのか。何故に七五三に石を組むのか、ポルノチックな陰陽石を何故に庭中に組み上げるのかなど、多くの疑問について、絵図を基に考察。日本庭園鑑賞の絶好の手引き書。
目次
1 神仙蓬莱庭園の発生とその形
2 反橋と平橋
3 須弥山石組
4 『作庭記』の滝・不動の滝
5 禅庭の滝・龍門瀑
6 石橋
7 陰陽石
8 七五三石組
9 夜泊石
10 三尊石
11 井泉石組と蹲踞