内容説明
現存の『令義解』は、完本としては伝来せず、一部の篇目が散逸してしまっている。今日までその形態を伝える二十一篇目について、最も多くの篇目を収めるのが、現在、国立公文書館内閣文庫の所蔵に帰している、所謂、紅葉山文庫旧蔵の全七巻である。本書は、この全七巻全丁を、朱・墨による訓点を判別できるよう、二色刷の形態で影印したものである。
目次
第1巻(太政官符応撰定令律問答私記事;詔令義解頒下 ほか)
第2巻(戸令;田令 ほか)
第3巻(選叙令;継嗣令 ほか)
第4巻(宮衛令;軍防令)
第5巻(儀制令;衣服令 ほか)
第6巻(公式令)
第7巻(関市令;捕亡令 ほか)