内容説明
江戸に東京のルーツを探る!切絵図に描かれた地名、屋敷、名所などにつき、その由来、伝承、変遷を語る。
目次
大名小路・神田橋内・内桜田之図
麹町・永田町・外桜田絵図
番町大絵図
飯田町・駿河台・小川町絵図
日本橋北・内神田・両国・浜町図
八丁堀・霊岸嶋・日本橋南之絵図
京橋南・築地・鉄砲洲絵図
芝口南・西久保・愛宕下之図
今井谷・六本木・赤坂絵図
千駄ヶ谷・鮫ヶ橋・四ツ谷絵図〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
獺祭魚の食客@鯨鯢
13
嘉永時代に作られた切絵図を解説した本です。「花神」上巻では村田蔵六は番町(現英大使館辺り)に住居を構え私塾「鳩居堂」を始めたとあります。地図を参照すると確かに「村田蔵六」と記されており、それを見つけた時は感動的でした。歴史小説と史実の照合により時空を超え登場人物が生きた風景が目に浮かぶこの快感は「坂の上の雲」で秋山好古の下宿先市ヶ谷の佐久間邸でも体験しました。司馬氏の汗牛充棟ぶりは有名ですが、氏はこのように神保町等古書店で関係資料を買い漁り作品を積み上げていったのですね。2018/01/30
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- 長い長い殺人 光文社文庫