内容説明
喜怒哀楽のあらゆる感懐を託している印文は一読しただけでは意味不明のものも少なくない。本書はそれらを読解し、印文の内に秘められた内容をも解明し、その典拠・背景をはじめ、おもしろさ・文字の正譌に至るまでを解説。
目次
詞句成語印のあらまし
遊びをせんとや生まれけん
買っとく、積んどく
書読む月日かさねつつ
やると思えばどこまでやるさ
赤い燈青い燈
紙に恨は数々ごさる
せいては事を仕損じる
さいくはりゅうりゅう
絵は文字ほどに物を言い
筆は一本、箸は二本
喰う寝る処に住む処
酒無くてなんの己が桜かな
よってくだんのごとし
文人仮設の官
君の名は
お月様いくつ〔ほか〕