出版社内容情報
最新の知見を取り入れ、神話、神社、天皇、考古学など100のテーマで読み解いた、日本書紀を理解するための入門事典。
内容説明
私たち日本人にとって、『日本書紀』を理解するということは、日本という国の成り立ちを理解することである!神々、神話、伝説、寺社、天皇、女性、英雄、事件、考古学…最新の知見を取り入れた、最適の事典が誕生!
目次
1 日本書紀の基礎知識
2 神々の世界
3 神話と伝説
4 神社と寺院
5 歴代の天皇たち
6 日本書紀を彩る女性たち
7 ヒーローと人物
8 出来事と事件
9 日本書紀に関わる人々
10 日本書紀と考古学
著者等紹介
瀧音能之[タキオトヨシユキ]
1953年、北海道生まれ。明治大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程中退。博士(文学)。現在、駒澤大学文学部教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
2
駒沢大出身の30代の研究者グループが中心になってまとめたようだ。従来と今とで解釈や学説が変わってきている点をわかりやすく丁寧に説明してあるところが素晴らしい。読み手のことをきちんと考えて作られていると思う。日本書紀を真面目に読み進めながら、ボリウムの多さに時々「あれって何だっけ?」「どこに書いてあったんだっけ?」となる私にはピッタリ。「事典」となっているが、良質の参考書として通読にも耐える。古事記との境界線が曖昧なのが難点ではあるが、どこまで踏み込むかについては相当頭を悩ませたことだろうな。2022/01/27
ラガードー
0
冒頭は、日本神話を一通り知っている人向け。古事記や日本書紀の一書曰と比べて展開や登場人物の違いが紹介され、関連知識を深められる。また「アマテラスがホノニニギを降臨させたくだりは持統天皇から文武天皇への皇位継承の正統化」など周辺の研究が簡単に紹介され興味深い。後半は、当時の法制や事件や遺跡の話にまで及び歴史の知識を復習でき、大化の改新の位置づけなど新しい話題も。ただし全体として、同じ話があちこちの項目に書かれていて同内容の繰り返しが多い印象。2025/05/04
サチ
0
図書館本。2022/10/06
-
- 和書
- 恐怖 〈第1巻〉